2020年6月12日、中國紙?環(huán)球時報は、米誌タイムが「米國の新型コロナウイルス対応は中國の100倍劣る」とする記事を掲載したと報じた。

環(huán)球時報によると、記事は、「新型コロナウイルスによる死亡率が米國では100萬人當(dāng)たり340人を超えていて、中國の100倍以上になっている」と指摘?！钢袊韦撙胜椁亥`ストリアやドイツ、ギリシャでも死亡率は米國より明らかに低く、オーストラリアやモンゴル、ニュージーランド、シンガポール、韓國、タイでは100萬人當(dāng)たりの死亡率は7人以下だ」と伝えた。

その上で記事は、「中國は大規(guī)模な都市封鎖を?qū)g行した」と紹介。武漢などでは外出が禁止され、學(xué)校もオフィスも閉鎖したが、多くの國から厳し過ぎると批判を浴びたという。しかし、「中國は検査と追跡を強(qiáng)化して直ちに隔離し、臨時病院を建設(shè)して患者を治療し、武漢へは4萬2000人の醫(yī)療スタッフを派遣した」と記事は指摘。こうした措置の結(jié)果、ウイルスが湖北省以外へ伝わるのを効果的に阻止し、「湖北省以外での感染者は中國全體の16％にすぎなかった」と伝えた。

そして、東アジアや太平洋地區(qū)の新型コロナによる死亡率が低いその他の國も中國と似た措置を取ったと説明し、検査、追跡や社會的距離の確保、マスク著用の取り組みに力が入れられたことに言及。また、この點で「米國は最初の感染者が出てから6週間を無駄に過ごし、遅い対応のため知らない間にウイルスが広範(fàn)囲に拡大してしまった」と分析した。そのため、世界で最も多い感染者と死者を出すことになったとしている。

また記事は、米國は今、「社會の安全と新型コロナという2重の危機(jī)に面している」と指摘。州ごとに政策が異なり、マスク著用や社會的距離などの安全措置に関する情報にも矛盾があって、こうした要素を加味すると、初期の対応遅れが健康と経済に與える破壊的な影響を増し加える可能性があると論じた。

さらに、「中國などの例を見ると、疫病の流行が発生しても多くの人が亡くなることは決して避けられないことではない」と記事は指摘。ギリシャやニュージーランド、ベトナムなどの対策はそれぞれ異なっているとはいえ、「強(qiáng)力な政治力と科學(xué)に基づいた方法、世界保健機(jī)関（WHO）の検査、追跡、効果的な隔離措置に関するガイドラインに厳格に従ったという共通點がある」と分析した。

記事は、「米國の死亡率は驚くべきものであり、多くの人の死は避けられたはずだ」と指摘。素早くかつ効果的に行動すればウイルスによる深刻な影響は避けることができ、多くの人の命を救って経済を回復(fù)できると論じ、「米國は成功した國から教訓(xùn)を?qū)Wんで行動しないなら、死亡率は中國の200倍になってしまうかもしれない」と訴えた。（翻訳?編集/山中）