2013年に注目を集めたニュースを「中國10大ニュース」として振り返る。9件目は中國の防空識別圏の設(shè)定。

【その他の寫真】

11月23日、中國國防部は日本の尖閣諸島（中國名?釣魚島）を含む形で東シナ海に防空識別圏（ADIZ）を設(shè)定した。中國は防空識別圏に進入する航空機に対し、事前にフライトプランを中國當(dāng)局に提出することや、中國當(dāng)局の指示に従うことを要求し、従わない場合は「防御的緊急対応をとる」とした。

これに対し、日米韓などが防空識別圏設(shè)定に反対を表明し、25日には米國のB-52爆撃機2機が中國の防空識別圏を事前通告なく通過した。しかし、中國が求めるフライトプランの提出について、日本政府は民間航空機に提出しないよう要請していたのに対し、米政府は航空各社に提出を提言。一部で「日本は米國に裏切られた」との報道も見られた。その後、日本政府もフライトプランの提出を容認している。

折しも、12月初旬にバイデン米副大統(tǒng)領(lǐng)の東アジア歴訪が予定されており、日本政府は米國と共同で防空識別圏の撤回を要求する聲明を発表したい構(gòu)えだったが、米國側(cè)は応じなかった。バイデン副大統(tǒng)領(lǐng)と中國の習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席との単獨の會談は2時間に及んだが、外交消息筋は「米國は防空識別圏よりも、米中の“新しい大國関係”を構(gòu)築する方向に重きを置いている」と指摘している。（編集/北田）