2020年6月3日、韓國?毎日経済は「光の速さで増える國の借金、半年で111兆ウォン（約10兆円）増える」と題する記事で、「政府が前代未聞の経済危機(jī)に対応するため単一規(guī)模では過去最大となる35兆ウォンの第3次補(bǔ)正予算案を発表し、國の財(cái)政に警告音が鳴っている」と伝えた。

記事によると、韓國政府は同日に臨時(shí)國務(wù)會(huì)議を行い、35兆3000億ウォンの第3次補(bǔ)正予算案を議決した。世界金融危機(jī)克服のために編成した2009年の補(bǔ)正予算案（28兆4000億ウォン）をはるかに上回る過去最大規(guī)模だという。1年に3回の補(bǔ)正予算案を編成するのは1972年以降48年ぶりのことで、第1次と第2次を合わせると今年の補(bǔ)正予算案は計(jì)59兆2000億ウォンに達(dá)するという。

第3次補(bǔ)正予算案の財(cái)源のうち23兆8000億ウォンは赤字國債の発行で賄われる。赤字國債の発行が急増したことにより、昨年末に728兆8000億ウォンだった政府債務(wù)は6カ月の間に111兆4000億ウォン増加し840兆2000億ウォンになる。

韓國の政府債務(wù)は2001年には121兆8000億ウォンだった。しかし昨年には700兆ウォンを超え、急激な増加傾向を見せている。今年の111兆4000億ウォンの増加は、最近10年の年間平均増加額（36兆9000億ウォン）の3倍に達(dá)するという。また、政府の債務(wù)殘高（対GDP）は昨年の38．1％から43．7％に5．6ポイント急上昇する。2011年に30％を超えてから9年間は40％以下で緩やかな上昇をみせていたという。

記事は「政府債務(wù)が急増したことで國の財(cái)政は日に日に悪化している」と指摘。政府の総収入から総支出を引いた統(tǒng)合財(cái)政収支は今回の第3次補(bǔ)正予算により76兆4000億ウォンの赤字になるとみられ、國民年金など社會(huì)保障性基金を除いた管理財(cái)政収支は112兆2000億ウォンの赤字になると予想されている。これに一部では「財(cái)政の健全性」に対する懸念が高まっているが、政府は「コロナ禍の非常事態(tài)」であることを強(qiáng)調(diào)したという。

これに韓國のネットユーザーからは「先進(jìn)國よりはましだ」「少なくとも文政権は國民に還元してくれる」「今はコロナ禍でみんなが財(cái)政支出を増やしている。仕方ない」と理解を示す聲が上がっている。

一方で「光の速さは警戒すべき。少子高齢化で負(fù)擔(dān)は増え続ける。補(bǔ)正予算案もいいけど、事業(yè)の妥當(dāng)性を考えて財(cái)政支出を減らすべきでは？」「まもなくアルゼンチン、次の停車駅はベネズエラだ…」「10年ローンで外國のスポーツカーを買う人たちより政府のほうがはるかにひどいな」「國民は國の借金に関心がない。お金をもらって喜ぶだけ」など懸念や政府批判の聲も上がっている。（翻訳?編集/堂本）