米國のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)から先進(jìn)7カ國首脳會議（G7サミット）に招待された韓國とロシアが対照的な反応を見せた。インド、オーストラリアと共に招かれた韓國が「喜んで」とすぐに受託したのに対し、ロシアは「中國なしでは無意味」と一線を畫した。韓國內(nèi)には中國とのあつれきを危ぶむ聲もある。

聯(lián)合ニュースなどによると、1日にトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と電話會談した韓國の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)は「喜んで応じる。防疫と経済の両面で韓國ができる役割を果たしたい」と述べた。文大統(tǒng)領(lǐng)は「G7體制は全世界的な問題に対応して解決策を見いだすことに限界がある」とも語ったという。

サミット議長國は拡大會合に7カ國（米國、英國、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本）以外の首脳や國際機(jī)関の代表を招くのが通例だが、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)はG7について「古い體制で現(xiàn)在の國際情勢を反映していない」として、「G11か（ブラジルを含めた）G12體制に拡大する案を模索している」と言及。中央日報は3日、「韓國がこのグループに入ることになれば、2008年主要20カ國?地域（G20）首脳會議への合流以降、國際舞臺で新たな飛躍を試みることになるのは間違いない」ともろ手を挙げて歓迎した。

今回のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)のG7拡大案は、激しさを増す一方の米中覇権爭いを背景に「対中包囲網(wǎng)」を形成する狙いがあるのは明らか。中韓関係が悪化する可能性も排除できないが、青瓦臺（韓國大統(tǒng)領(lǐng)府）関係者は「韓國がG11やG12に入ったからといって、中國が背を向けると見るのは國際関係をあまりにも単純に捉えた見解」と一蹴した。

一方、ロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)も1日、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)と電話會談した。ロシアは14年のクリミア侵攻などを理由に當(dāng)時のG8から追放されており、ロイター通信などによると、ロシア大統(tǒng)領(lǐng)府のペスコフ報道官は2日、「（トランプ氏の提案に対し）答えよりも疑問の方が多いとの立場を當(dāng)初から示してきた」と指摘。より詳細(xì)な情報を求めていく姿勢を示した。

ロシア外務(wù)省のザハロワ報道官は2日、「G7が舊時代的體制であることは間違いない」としつつも、さらに踏み込んで「中國の參加なしではどのようなグローバルイニシアチブも不可能であることは明白だ」との見解を示した。中國を標(biāo)的にした會議にロシアは加擔(dān)しないという意味だ。見解は露外務(wù)省の公式サイトにも掲載された。

ロシアのG7參加については英國とカナダがいち早く反対を表明。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)とその他の參加國首脳との溝も浮き彫りになっている。（編集/日向）