2020年10月27日、中國(guó)のコラムサイト「百家號(hào)」に、日本が電線(xiàn)を地中化しない理由について分析したセルフメディアの記事が掲載された。

記事は、近年中國(guó)では多くの人が海外旅行へ出かけるようになり、日本は人気の旅行先になっていたと紹介。日本と言えば桜やすし、アニメ、富士山などがすぐに思いつくものだが、実際に日本へ行ってみるとアニメで見(jiàn)た日本の街並みが目の前にあるものの、「電線(xiàn)が縦橫無(wú)盡に張り巡らされていて數(shù)多くの電柱が非常に目立つ」としている。

その上で、「こんなにも経済が発展し、世界第3位の経済體である日本は、なぜいまだに電線(xiàn)を地中化せずに電柱を使っているのか？」と問(wèn)い掛け、「多くの制限があって地中化したくてもできない」と分析した。

電線(xiàn)の地中化が進(jìn)まない大きな理由は「地震」だと記事は紹介。頻繁に地震が発生する日本では、電線(xiàn)を地中化すると地震で損壊した場(chǎng)合、修理が困難になるためだと説明した。

別の理由として「コスト」を挙げた。電線(xiàn)の地中化には「1キロ當(dāng)たり6億円の費(fèi)用がかかる」と記事は主張。國(guó)土交通省は1キロ當(dāng)たり5億3000萬(wàn)円としているが、いずれにしても電線(xiàn)の地中化には多額の費(fèi)用がかかるためなかなか進(jìn)まないと論じた。

さらに「土地問(wèn)題」もあると記事は指摘。地中化には私有地も関係してくるため、所有者との話(huà)し合いが必要であり、場(chǎng)合によっては賠償金も必要になるので、地中化は大変な労力がかかるとしている。

しかし記事は、「別の角度から見(jiàn)ると、日本の電柱も悪いことばかりではない」と紹介。電柱には、電線(xiàn)だけでなく道路標(biāo)識(shí)や監(jiān)視カメラなどもあり、日本人の生活にすっかり溶け込んでいるため、「電柱は日本のイメージに影響を與えているというより、日本の特徴となっている」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）