2020年6月7日、中國中央テレビ（CCTV）は、米軍が在韓米軍基地內(nèi)の4カ所に炭疽（たんそ）菌などの生物化學(xué)兵器実験室を設(shè)置していたとする韓國メディアの報道を伝えた。

同テレビは、韓國紙?統(tǒng)一新聞がこのほど、「在韓米軍が韓國國內(nèi)に、新型コロナウイルスより恐ろしい炭疽菌生物化學(xué)兵器実験室を4カ所設(shè)置していた」と報じたと紹介した。

記事は、龍山、釜山、群山、平?jīng)gにある四つの米軍基地に生物化學(xué)兵器実験室が設(shè)置され、2009年から14年の間に15回の炭疽菌実験が行われたとしている。また、15年4月には米メリーランド州にあるエッジウッド化學(xué)生物センターから米軍烏山基地に炭疽菌標(biāo)本が運ばれ実験が行われた際、ペスト菌が運び込まれたうえ、配送事故が発生したと紹介。この問題に韓國市民から強い不満が出たため、同7月に米韓両國が再発防止策を盛り込んだ「共同提言」に署名したとしている。

さらに、在韓米軍はこの提言に従わなかったとした上で、19年1月米軍が釜山、群山、烏山の在韓米軍基地にブドウ球菌など3種類の細(xì)菌を輸送していたことが同年10月に発覚し、米軍が「毒性を排除した不活性細(xì)菌であり、危険はない」と釈明する事態(tài)が発生。同年末には在韓米軍が「実験室の検査システムは、地域の安全を守る目的で導(dǎo)入したものであり、生物兵器実験を行うわけではない」と説明したが、現(xiàn)地市民は納得しなかったと伝えた。

そして、今年3月には釜山市民が記者會見で「韓國政府に対し、毒素や細(xì)菌を輸送しての実験についての調(diào)査を?qū)g施し、情報公開することを求めるとともに、実験室の閉鎖を強く要求する」と発言したことを紹介している。（翻訳?編集/川尻）