2020年6月9日、韓國?朝鮮日報(bào)によると、英國際戦略研究所（IISS）が最近出したインド太平洋地域の安全保障狀況を評価する年次報(bào)告書の中で「金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長と習(xí)近平中國國家主席の関係回復(fù)は、文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)の『仲裁者』としての役割を無力化する契機(jī)になった」と分析した。

記事は、米國の政府系放送局ボイス?オブ?アメリカ（VOA）の報(bào)道を引用し、報(bào)告書の內(nèi)容を紹介している。それによると、「米朝首脳の直接の疎通ルートが構(gòu)築されたことで、南北対話の価値が急落した」「昨年のベトナム?ハノイでの米朝首脳會談が『ノーディール』で終わり、米朝関係が冷え込むと、金委員長は習(xí)主席に助言を求め経済的援助を訴えた」「文大統(tǒng)領(lǐng)が主張する『朝鮮半島の仲裁者』役は習(xí)主席に奪われた狀態(tài)」だとしている。

また、文大統(tǒng)領(lǐng)について「5年任期の折り返し地點(diǎn)を過ぎ、時間に追われている」と指摘。南北関係が2018年のような平和を迎える可能性は「完全に排除できない」としながらも、「実現(xiàn)するとすれば、韓國ではなく米朝間で決められるだろう」と見通している。

ただ、今後の対北外交関係の中核となる米中関係は「新冷戦」に突入しており、當(dāng)面は米朝関係も回復(fù)しない可能性が高いとしている。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「何が『奪われた』だ。最初から仲裁者の役なんかしたことないよ」「仲裁者はともかく、代弁人とは言われてきたよね」「習(xí)近平と金正恩は自分より格下だとでも？。米國でもまともに相手されないのに、朝鮮半島の運(yùn)転者を自稱するなど、國民として恥ずかしい」など、文大統(tǒng)領(lǐng)への厳しい聲が多く寄せられている。

その他「過去も現(xiàn)在も、どうしようもない歴史は繰り返される。理念が異なるということは悲劇だ。対北関係はしばらく靜観するのがいいと思う」などのコメントも見られた。（翻訳?編集/麻江）