中國のビジネス誌「デジタルビジネス時(shí)代」の主筆を務(wù)め、実業(yè)家やビジネス評(píng)論家としても活動(dòng)する金錯(cuò)刀氏は18日、日本や韓國の製品のふりをしてビジネスをする中國企業(yè)のいわゆる「パクリマーケティング」の実情を批判する文章を微信（WeChat）で発表した。

同氏は、最近中國國內(nèi)で「大白兎」のミルクティーが爆発的な人気になっていること、華為技術(shù)（ファーウェイ）や小米（シャオミ）のデジタル製品が広く普及していることを挙げ、以前と比べて中國製品の品質(zhì)や信頼性が向上したことを評(píng)価。一方で、一部企業(yè)に見られる問題點(diǎn)も指摘している。

■大ヒットを飛ばす飲料メーカーの「偽日系」

例として挙げたのは、創(chuàng)業(yè)わずか4年で企業(yè)の評(píng)価額が40億元（約600億円）にまで成長した飲料メーカーの「元?dú)萆帧埂Ｍ绀舷热?、“口紅王子”と稱される大人気ネットインフルエンサーの李佳[王奇]（リー?ジャーチー）とコラボレーションし、15萬本の商品をあっという間に販売。ユーザー數(shù)4．6億人とも言われる中國版ツイッター?微博（ウェイボー）のホットワードを獲得した。

同社は3年前に「無糖、無脂肪、ゼロカロリー」をうたったお茶「燃」を発売。中國人の健康志向の高まりを背景にヒットした。さらに、無糖の炭酸飲料「気」も大ヒットを記録。昨年には、無糖、無添加、低脂肪のミルクティー「元?dú)萆?乳茶」を発売。TikTok（抖音）などのプラットフォームでPRし、若者を中心に口コミで人気を獲得した。

急成長を続ける一方で、ある問題が指摘されている。同氏はそれを「偽日系（偽日本風(fēng)）」と表現(xiàn)した。消費(fèi)者に日本製品であると誤認(rèn)させるようなデザインを用いたマーケティングを指す。同社の商品を見ると、中國語の「氣」ではなく日本語の「気」の文字が使われたり、「果の毎日茶」とひらがな交じりの文字が使われていたりする。さらに、製品の販売元の欄には「日本國 株式會(huì)社元?dú)萆帧工挝淖证蓼菚欷皮い搿?/p>

同社が最近、SNSで打ち出している新商品「北海道ヨーグルト」も同様だ。パッケージには「北海牧場(chǎng)」「タンパク」「たくみ」などの日本語が印字されており、同氏は「商品名を見ただけで日本の地名?北海道を想起する上、宣伝文句も日本の雰囲気で満ちている」と指摘した。

■日本企業(yè)?韓國企業(yè)のふり、長期的には墓穴を掘ることに

同氏は、「元?dú)萆证先毡兢韦猡韦胜韦?？」という疑問が長い間ネット上における同社の関連ワードになっていたとした上で、「同社は2016年創(chuàng)業(yè)で所在地は北京市朝陽區(qū)。ヨーグルトを販売していた『北海牧場(chǎng)（北京）乳品有限公司』は同社が100％出資した子會(huì)社だった」と説明?！袱证辘瓮à?、完全に中國の企業(yè)である」とした。

そして、同社製品の表示に改めて言及?！冈?dú)萆帧工趣いγQについては、「日本語の中で『森林』という言葉はあまり使われず、『元?dú)荬紊护胜嗓趣筏糠饯饯欷椁筏ぁ工戎刚??！?糖、0脂」との表記も「糖質(zhì)0、脂質(zhì)0」とすることが多いとした。また、「元?dú)萆?乳茶」のボトルに描かれた少女のイラストが不二家の「ペコちゃん」によく似ていること、炭酸飲料の「気」の広告も日本風(fēng)の制服を著た少女が起用されている他、広告には日本語で「無糖 スパークリング 元?dú)菟蝻嫟猡Α工胜嗓扔洡丹欷皮い毪长趣蚪B介した。

同氏は、「日本の食品は消費(fèi)者に安全でおしゃれという印象を與える」と意図は理解しつつも、「國産でありながら日本製品という皮を被るのはどうしても納得がいかない。きちんとした製品であるならば、なぜ自らに自信が持てないのか」と批判した。また、近年こうした外國製品を裝った國産品が數(shù)多く出回っているとし、韓國の雰囲気を全面に打ち出した化粧品ブランド「韓束（KANS）」が、実際は韓國と全く関係がなかったというケースを紹介した。

さらに、中國でも有名な日本の「一蘭ラーメン」と瓜二つのラーメン店が中國に登場(chǎng)したことを挙げ、「日本の記者が実際に訪れて味を確かめたところ、まずくはないが一蘭の味ではないとの評(píng)価だった。気まずいとは思わないのだろうか？」とただした。その上で、「パクリに時(shí)間を費(fèi)やしているのなら、どのようにして中國らしい特色あるラーメンを出せるか研究すべき」「こうしたやり方は短期的には魅力があるが、真相を知った消費(fèi)者は外國製品をより強(qiáng)く信用するようになる。これは（國內(nèi)企業(yè)が）墓穴を掘る行為だ」と論じた。

■中國人は今や國産を支持している

同氏は、「かつての消費(fèi)市場(chǎng)は『國産よりも海外産』だった。しかし、近年は國産も飛躍的に進(jìn)歩を遂げている」と指摘。2019年の「中國消費(fèi)者趨勢(shì)（動(dòng)向）」では、國産品をよく買うと回答した割合が78．2％に上ったことを挙げ、「インターネット時(shí)代、消費(fèi)の主體は『00后（2000年代生まれ）』の若者だ。彼らは見た目だけでなく、個(gè)性や品質(zhì)を重視する」「重點(diǎn)は包裝ではなく、品質(zhì)である」と訴えた。

その上で、「大衆(zhòng)に迎合するため、日本風(fēng)や韓國風(fēng)のデザインにすることは一種のマーケティング戦略であり、売上増につながるのは確かだ。だが、長期的に見るとこうした“偽日系”の仮面はかぶり続ければ続けるほど、剝がれた時(shí)の損失が大きくなる」と指摘?！袱猡趣猡热恕─谓】抵鞠颏撕悉铯护可唐筏摔鲜袌?chǎng)があったが、わざわざ得體のしれない“偽日系”の包裝で展開した。これは本當(dāng)にもったいないことだ。消費(fèi)者は故意に消費(fèi)者をミスリードするようなやり方にだまされたと感じるだろう」と論じた。

同氏はまた、中國の雰囲気を強(qiáng)く打ち出して成功している調(diào)味料メーカー「老干媽」や、自動(dòng)車メーカーのBYD（比亜迪）を例に挙げ、「実は、中國人には國産を支持しようという気持ちがある。消費(fèi)者が國産を買う理由は主としてコストパフォーマンスが高いと信じているから。質(zhì)が良く、國産を応援できるとあれば、消費(fèi)者は喜んで買うだろう」と説明?！弗靴辘瑜辘?、どのようにすれば中國製のブランド効果を高められるかを考えるべきだ。將來、中國ブランドが“神話”を作ることを願(yuàn)いたい」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/北田）