國連が公表した最新の貿(mào)易統(tǒng)計(jì)データによると、新型コロナウイルスの世界的感染拡大に伴い、各國でマスク、手術(shù)用ガウン、防護(hù)服、ゴーグルの4種類の醫(yī)療用防護(hù)用品に対する需要が急激に増加している。各國は現(xiàn)地での生産を拡大したが、中國製の防疫物資の世界シェアは1月時點(diǎn)の6割未満から5月には8割まで上昇した。環(huán)球時報が伝えた。

ドイツのニュース専門放送局の25日付の報道によると、醫(yī)療用マスクの世界貿(mào)易総額は1月の約9億ドルから5月には92億ドルまで増加し、中でも中國から輸入した醫(yī)療用マスクは各國の貿(mào)易量の半分以上を占めた。歐州連合（EU）が輸入したマスクのうち、中國製品は5月時點(diǎn)で93％を占め、1月より45％も増加した。その比率は米國では92％で、日本では96％を占め、それぞれ1月より20％と16％増加した。

フランクフルター?アルゲマイネ?ツァイトゥング紙（F.A.Z.）によると、3月から5月まで中國は総計(jì)706億個のマスクを輸出したが、昨年の世界のマスクの総生産量は約200億個しかなかった。また、1月に米國、歐州連合、日本が所有していた防護(hù)服のうち、中國からの輸入品は4-6割だったが、5月には8-9割まで上昇した。全體的に見ると、中國製防疫物資の世界シェアは1月には59％だったが、5月になると83％まで上昇した。

「世界各國の中國製防疫物資への依存度は新型コロナ感染拡大につれて上昇している。中國は長年で防疫物資のグローバルサプライチェーンの基礎(chǔ)を築き上げ、原料や生産規(guī)模、熟練工などを完備する優(yōu)位性を持っている」とドイツの週刊ビジネスニュース誌ヴィルトシャフツヴォヘ (Wirtschaftswoche)は分析した。また、世界保健機(jī)関（WHO）の物資供給擔(dān)當(dāng)幹部ポール?モリナロ氏は、「各國は第2波の感染拡大を警戒して対応能力を上げており、防疫物資の生産強(qiáng)化と備蓄増加が必要となる」と指摘した。

多くの國は自力で防疫物資の生産を完成させたいが、専門家は現(xiàn)地製造の増加は非常に困難だとみている。今年4月、ドイツでは500社以上がマスクの生産に取りかかったが、8月になるとわずか數(shù)社の大企業(yè)しか殘っていなかった。専門家は、近い將來、グローバル防疫物資市場の競爭はますます激しくなると予測している。（提供/環(huán)球網(wǎng)?編集/孫ソウ）