2014年1月5日、昨年の大晦日もNHK紅白歌合戦は熱く賑やかなムードのなか、幕を下ろした。過去數(shù)年に比べ、昨年の紅白のテーマはややシンプルで、國際的要素に欠けていた。エンターテインメントの風(fēng)向は往々にして時(shí)局と政治の影響を受ける。昨年の紅白歌合戦も例外ではない。しかし極端な保守を望む現(xiàn)在の日本の政治が多元的、開放的な文化の局面に影響を與えるべきではなく、形式上は賑やかだったが、內(nèi)容は孤獨(dú)な自賛と化していた。中國網(wǎng)が伝えた。

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■民族色の高まり、國際化の衰退

1951年の大晦日から昨年まで、紅白歌合戦はすでに64回、開催され続けている。戦後日本の大衆(zhòng)文化の主柱として、始まった當(dāng)初は濃厚な民主化、國際化の息吹が感じられた。過去63回のなかで、主催するNHKは常に日本と盟友、そして隣國との文化的友好関係を考慮してきた。各國歌手をその年を締めくくる祭典に招待することで、戦後の日本文化の多元性、包容力、そして開放性を示した。

過去の紅白では、臺(tái)灣籍歌手のテレサ?テン、歐陽菲菲、香港籍のアグネス?チャンがいずれも3回ステージに上がった。また、中國籍、華人歌手として、ジュディ?オング、アラン?タム、ビビアン?スー、女子十二楽坊、モーニング娘。のジュンジュン、リンリン、SDN48のチェン?チューらも紅白歌合戦の舞臺(tái)に姿を見せ、日本式の年越し祭典にも「華流」の影響がうかがえた。近年では韓國流行文化の臺(tái)頭により、「韓流」も紅白歌合戦にとって不可欠な要素となった。BoA、東方神起、少女時(shí)代、KARAはいずれも數(shù)年來、紅白の主役となった。東日本大震災(zāi)に見舞われた2011年の紅白歌合戦は、米中韓など他國?地域の歌手が一堂に會(huì)する番組となり、被災(zāi)後の日本の復(fù)興を応援する友好メッセージが贈(zèng)られた。

今回の紅白歌合戦で、主催者は國內(nèi)外時(shí)局の動(dòng)きを意識(shí)した。日本政府と北京、ソウルの冷たい関係を見て、意識(shí)的に中國、韓國を遠(yuǎn)ざけた。事実上、昨年12月末に出場(chǎng)歌手リストが事前発表される前、NHKは今回選ばれた歌手?グループ名を公にしていた。1度の紅白が日本全體の文化的局面とトレンドを代表することはできないが、紅白も自民黨の勝利と組閣を受けた後、強(qiáng)硬保守、近隣諸國との関係を激化させる政治姿勢(shì)に影響された縮図となった。

一昨年は韓國と竹島の帰屬問題で熱く硬直化する一方だった日本政府は、昨年はまた歴史認(rèn)識(shí)問題、慰安婦問題で韓國國民の感情を傷つけ、日韓両國の民間文化交流にも色濃い政治の影がかかった。右翼が組織し煽動(dòng)した「反韓」ヘイトスピーチが昨年、日本各地で行われ、デモで「韓流は日本から出て行け」とさえ叫んだ。同様に2013年、日本と中國の友好文化交流は、尖閣諸島帰屬問題、東シナ海防空識(shí)別圏問題、歴史認(rèn)識(shí)問題により減り、歴史的に低迷した。今回の紅白歌合戦において、主催するNHKが日本のミュージシャン、蕓能人のみを選出したことも、まさに上述の理由があるからだ。

日本全國のみならずアジア全域に影響力のあるユニットAKB48、そしてスマップ、嵐はすでに紅白の大黒柱となった。昨年の紅白歌合戦には明確に濃厚な「大和」の風(fēng)情が満ちていた。しかし世界的スター、とりわけ「華流」「韓流」が見られなかった紅白は、さながら現(xiàn)代日本の食卓から、ギョーザ、マーボー豆腐、ラーメン、ビビンバが消えたのと同様、味わいがワンパターンで、紋切り型だったといえよう。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/HT?編集/武藤）