2020年8月5日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトによると、香港の大學(xué)の研究グループが新型コロナウイルスについて神経細(xì)胞にも感染する可能性があるとの研究結(jié)果を発表した。

記事は、世界で新型コロナの感染者が1800萬(wàn)人を超えており、一部の感染者には不眠、言語(yǔ)障害、精神錯(cuò)亂、癲癇、脳疾患などの神経性癥狀が出ているとした上で、香港大學(xué)醫(yī)學(xué)院が中國(guó)科學(xué)院深セン先進(jìn)技術(shù)研究院と協(xié)同で実施した研究により、ヒトの神経前駆細(xì)胞や脳皮質(zhì)ニューロンが新型コロナウイルスに感染して回復(fù)を遅らせるだけでなく、ウイルスが自ら複製し得ることを初めて発見(jiàn)したと伝えた。

その上で、中國(guó)科學(xué)院主管の科學(xué)ジャーナル「細(xì)胞研究」に掲載されたこの研究について、人工多能性幹細(xì)胞（iPSCs）を用いた実験の中で、ウイルスに感染した神経細(xì)胞球と脳オルガノイドから、大量のカプシドタンパク質(zhì)と感染性ウイルス顆粒が検出されたことを発見(jiàn)したとし、「皮質(zhì)ニューロンや神経前駆細(xì)胞を含むヒトの脳部がウイルスに感染し得るということだ」と説明した。

研究リーダーの黃建東（ホアン?ジエンドン）香港大學(xué)醫(yī)學(xué)院生物醫(yī)學(xué)學(xué)院教授は今回の研究結(jié)果について「新型コロナウイルスが神経系統(tǒng)に引き起こすメカニズムや、味覚嗅覚の異常などを含む発現(xiàn)について理解する手掛かりになる」とコメントしたという。（翻訳?編集/川尻）