2020年6月18日、韓國(guó)?朝鮮日?qǐng)?bào)は、北朝鮮による南北共同連絡(luò)事務(wù)所の爆破について、韓國(guó)軍が2日前から事務(wù)所周辺で不穏な動(dòng)きを確認(rèn)し、大統(tǒng)領(lǐng)府に報(bào)告していたことが分かったと伝えた。しかし、大統(tǒng)領(lǐng)府は事実関係を明らかにしていないという。

記事によると、軍関係者は、事務(wù)所が爆破される前日の15日午前、事務(wù)所がある北朝鮮の開(kāi)城（ケソン）地域で車(chē)両の動(dòng)きが慌ただしかったほか、午後6時(shí)には周辺住民らに非難を呼び掛ける放送が流れたことを確認(rèn)。直ちに大統(tǒng)領(lǐng)府に報(bào)告したという。また、「爆破當(dāng)日の午前にも、現(xiàn)場(chǎng)近くで爆発物の設(shè)置を確認(rèn)するためと思われる車(chē)両や人の動(dòng)きが確認(rèn)された」と話(huà)している。

また、韓國(guó)の與黨「共に民主黨」所屬のミン?ホンチョル國(guó)防委員長(zhǎng)も「國(guó)防部が14日に事務(wù)所1階から小さな火花が上がるのを確認(rèn)した」と述べており、このような異常な兆候が大統(tǒng)領(lǐng)府に報(bào)告されたかについて「當(dāng)然共有することだ」とした。

しかし、15日に開(kāi)かれた南北共同宣言20周年の記念式で文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は、「反目や誤解が、平和と共存のための努力を妨げてはならない」などと祝辭を述べ、北朝鮮に向けた融和メッセージを発信した。このことから記事は「大統(tǒng)領(lǐng)側(cè)近の狀況判斷に問(wèn)題があったのではないかとの指摘が出ている」と伝えている。

これについて、ある與黨関係者は「大統(tǒng)領(lǐng)府は國(guó)防部や國(guó)家情報(bào)院を含む、さまざまな経路で北朝鮮の情報(bào)を入手する」とし、「北朝鮮內(nèi)部の狀況に緊張が高まっているという客観的な情報(bào)を軽視していたわけではなく、最後まで対話(huà)によって狀況を解決するため、大統(tǒng)領(lǐng)がメッセージを発したのだろう」と推測(cè)した。

このニュースに、韓國(guó)のネットユーザーからは、「知っていたなら爆破は防げたのでは？」「これが事実ならば大統(tǒng)領(lǐng)府は今後信じられなくなる」「本當(dāng)だとしたら爆破までの間、何していたの？」「大統(tǒng)領(lǐng)府は真実を明らかにして」などといった聲が上がっている。

また、「國(guó)家がすべきことはリスクをどの程度まで減らすことができるかだ」と指摘する聲や、事務(wù)所の爆破により、南北関係の緊張が極度に高まったことから、「南北関係の平和を裝い、政権維持に利用した文大統(tǒng)領(lǐng)」といった批判も出ている。（翻訳?編集/関）