新型コロナウイルスが世界中の経済に打撃を與えている。15日、在日中國(guó)人のビジネスも大きな影響を受けていることが取材で分かった。

埼玉県の西川口駅付近には數(shù)々の中華料理店が立ち並んでいる。「張亮麻辣湯」はその中でも人気店だが、店員の韓（ハン）さんは、「売り上げは頑張っても以前の3分の1に屆かない。知人の店もいつまでもつか…」と漏らした。周りの店も多くがシャッターを下ろしたままで、休業(yè)しているのか閉店したのかは分からないという。

同エリアの火鍋料理店「大龍城 火鍋 四季中華」の店主は、「一応営業(yè)は続けられているが、お客さんは3割減った」と不安をにじませた。かつて活気に満ちていた店內(nèi)は閑散としている。中華料理店の多くが厳しい狀況に立たされているようだ。

不動(dòng)産會(huì)社の中國(guó)系経営者?福田たけし氏は、「在日中國(guó)人にとって、中華料理店を営むのは日本で生活する手段の一つだ。しかし、新型コロナウイルスの流行が長(zhǎng)引いているため、耐えきれずに閉店する店が続出している。今後、在日中國(guó)人が営む中華料理店の3分の1程度が閉店するのではないか」と予想している。

西川口駅の隣の蕨駅付近には、中國(guó)人が集まっている団地がある。その中にある在日中國(guó)人向けの保育園「愛(ài)嬰幼保學(xué)園」を訪ねると、明かりがついておらず、人の気配が全くしなかった。中國(guó)浙江省出身で同園も含めて5つの保育園を経営している那須暁雍園長(zhǎng)に電話で話を聞くと、同園には去年は70人ほど園児がいたが、今は十?dāng)?shù)人しかいないという。春節(jié)（舊正月）の際に保護(hù)者と中國(guó)に里帰りした園児が、新型コロナウイルスの感染拡大によって日本に戻れなくなったためとのことだ。那須園長(zhǎng)は「都內(nèi)より賃料が安く、日本政府から補(bǔ)助金が出ているため助かっているが、打撃は大きい」と語(yǔ)った。

一方で、好調(diào)な企業(yè)もある。中國(guó)と韓國(guó)の食材など2000種類の商品を取り扱う「新都アジア物産」だ。蕨駅近くと都內(nèi)の実店舗に加えてオンラインショップを運(yùn)営している。2008年に創(chuàng)業(yè)した比較的新しい企業(yè)だが、実店舗の営業(yè)面積は計(jì)600平方メートルで、日本の中國(guó)系物産店では最も大きい。

同店を運(yùn)営する株式會(huì)社OASISの金城正男取締役は、「新型コロナウイルスが流行してから外出自粛が増えたことで、インスタントラーメンや真空パックのトウモロコシなど長(zhǎng)期保存が可能な食品が飛ぶように売れた」と話した。実店舗の売り上げは通常より50％増加し、オンラインショップの売り上げも2倍に伸びたという。伸び幅が一段と大きく、需要も高まっているオンラインショップについては、「これからも力を入れたい」と意気込んでいる。（編集/毛利）