2020年6月20日、臺(tái)灣ETtodayは、初めて中國(guó)本土を訪れた臺(tái)灣人がその発展ぶりや清潔さに衝撃を覚えたことを紹介する記事を掲載した。

記事は、先日臺(tái)灣の著名ネット掲示板PTTに、あるユーザーが中國(guó)本土を初めて訪れた際の感想を書(shū)き込んだと紹介。このユーザーは「これまで臺(tái)灣人は、トイレのドアがないなど中國(guó)大陸の落ちぶれぶりを口にしてきたが、行ってみて想像と全然違うことに気づいた」とし、「街を埋め盡くす高層ビルは臺(tái)灣より高い上に洗練されており、街もとても清潔だった」と明かしたほか、「外出時(shí)にはスマートフォンさえ持っていれば市場(chǎng)をはじめとするどこでも決済ができ非常に便利だった」と説明したという。

このユーザーはまた、「ドアがない」としていたトイレについても「ドアはあったし、とてもきれいだった。むしろ臺(tái)灣の公衆(zhòng)トイレのほうが常に悪臭がして死にそうだ」とし、「自分は何の資格があって大陸は落ちぶれていると言っていたのだろうかと自責(zé)の念に駆られた」「ハード面のみならず中國(guó)本土人のモラルについても臺(tái)灣より高いと感じた」などとつづっている。

そして、「われわれは小さい頃から、政府、教育、そしてメディアによって中國(guó)大陸は落ちぶれていると洗脳され続けてきた。大陸に関する悪いニュースだけ伝え、良いニュースはふるい落としているのだ」との考えを示した上で、他のユーザーに対して「井の中の蛙にならず、外の世界を見(jiàn)てみるべきだ」と呼び掛けた。

記事は、この書(shū)き込みを巡ってネットユーザーの間で議論が繰り広げられたと紹介。意見(jiàn)は二つに分かれ、「そんなにいいなら移住すればいい」「スマホに依存しすぎ。スマホをなくしたら終わりじゃないか」「明らかに偏った発言」「言論の自由と醫(yī)療だけとっても、臺(tái)灣の勝ち」などの否定的なコメントが見(jiàn)られる一方で、「確かに彼らにも進(jìn)んでいる部分はある」「街の様子は確かにきれいだよね」「われわれは井戸の中の世界で生きているんだ」など、いささかの誇張はあるとしつつも基本的に賛同するコメントもあったとしている。（翻訳?編集/川尻）