6月22日夜、習(xí)近平主席は時(shí)空を超えて、EU新指導(dǎo)部とテレビ電話會(huì)談を行いました。これは習(xí)主席がEU新指導(dǎo)部との初の會(huì)談でもあります。歐州理事會(huì)は歐州連合（EU）の政治的最高意思決定機(jī)関で、ベルギーのシャルル?ミシェル前首相が去年12月1日に議長に就任しました。また、EUの政策執(zhí)行機(jī)関である歐州委員會(huì)の委員長には、ドイツの前國防相だったフォン?デア?ライエン氏が去年12月1日に就任しました。今年3月、習(xí)主席はこの二人の指導(dǎo)者に歐州で起きた新型肺炎に慰問の書簡を送りました。

【その他の寫真】

　中國と歐州の関係について

　22日の夜に行われた會(huì)談で、習(xí)主席はEU新指導(dǎo)部に対して、「中國は平和を求め、覇権を求めない。中國は機(jī)會(huì)であり、脅威ではない。中國は仲間であり、ライバルではない」と強(qiáng)調(diào)しました。その後、「中國と歐州は相互に尊重し、小異を殘して大同につき、相互信頼と理解を増進(jìn)させ、協(xié)力のうちに共通利益を拡大させ、発展のうちに難題を乗り越えていくべきだ」と語りました。これに対して、二人のEUの指導(dǎo)者は、「EUは誠実な態(tài)度で中國側(cè)との戦略的対話を行い、共通認(rèn)識(shí)を拡大していきたい」との考えを示しました。

　今回の會(huì)談は新型肺炎への予防と抑制のもとに行われたもので、このような背景下において、習(xí)主席は、「中國と歐州は世界の二つの力、二つの文明として、何を主張し、何に反対し、どのような面で連攜すべきなのかということが、世界的な意義がある」と指摘しました。

　中國と歐州の協(xié)力について

　アフターコロナ時(shí)代に中國と歐州の関係をいかに推進(jìn)すべきかについて、習(xí)主席は7年前に打ち出した主張について、新たな見解を示しました。その中で、習(xí)主席は、「雙方は全世界の平和と安定を維持する重要な力になるべきである。新型肺炎によって、今までよりも既存の矛盾が一層深まり、衝突もエスカレートしつつある。中國は最大の発展途上國として、EUは世界最大の先進(jìn)國連合體として、グローバル問題で意思疎通や協(xié)調(diào)を強(qiáng)化していけば、世界の平和と安定を維持する上で、カギとなる役割を果たすことになるだろう。また、雙方は世界の繁栄と発展を推進(jìn)する二つの市場(chǎng)になるべきである。習(xí)主席がEU本部を訪問したときに、『中國とEUを世界経済成長の二つのエンジンにすべきだ』と述べた。新型肺炎の発生以降、中國とEUは世界経済をけん引する二つのエンジンの役割を一層発揮して、世界経済の回復(fù)を促していく」と語りました。會(huì)談中、雙方は中國と歐州の投資議定に関する交渉を早める意向を示しました。

　さらに、習(xí)主席は、「中國と歐州は多國間主義を堅(jiān)持し、グローバルガバナンスを改善する二つの文明になるべきである」と強(qiáng)調(diào)しました。これに対して、EUの指導(dǎo)者は多國間主義を堅(jiān)持し、國連などの枠組み內(nèi)で、重要な問題について中國との協(xié)調(diào)と連攜を強(qiáng)めていく姿勢(shì)を示しました。

　世界への影響力について

　今回の會(huì)談で、習(xí)主席は、「より影響力のある中國と歐州の全面的な戦略パートナー関係を作り出していきたい」との考えを明らかにしました。そして、習(xí)主席は、「今年は中國とEUの外交関係樹立45周年を迎える。今後、EUの二人の指導(dǎo)者と緊密に関係を保ち、歐州との一連の重要な政治議題を推進(jìn)し、雙方の関係を新たな発展段階へと引き上げていきたい」との態(tài)度を示しました。これに対して、EUの指導(dǎo)者は雙方の重要な政治議題を成功に向けて推し進(jìn)めていく考えを表明しました。