2020年6月23日、米華字メディア?多維新聞は、「中國製ボイコット、インドはやり遂げられるか？」と題する記事を掲載した。

記事は、インドと中國の國境地帯で衝突が発生し両軍に死傷者が出たことから、インドでは中國に対する抗議デモが発生し、中國製品ボイコットの動(dòng)きもみられると紹介?！弗ぅ螗嗓握{(diào)査會(huì)社LocalCirclesによると87％の人がこの1年は中國製品をボイコットすると表明。インドの國會(huì)議員も中國製品ボイコットを扇動(dòng)している」と説明した。

一方で、「インドにおける中國製品ボイコットは、『雷の音は大きいが、雨は少ない』狀況だ」と指摘。「実際のところ、中國製品の輸入は減少するどころか増加している。17年下半期の中國からの輸入は383億ドル（約4兆800億円）に上り、前年同期比19．2％増、17年上半期と比べても1．1％増加した」と伝えた。

そして、「中國は今でもインドの最大の貿(mào)易パートナーである」と指摘。昨年の中印貿(mào)易の総額は854億9000萬ドル（約9兆1000億円）に達(dá)し、このうち中國への輸出が171億3000萬ドル（1兆8200億円）でインドの輸出全體の5．3％を占め、中國からの輸入は683億7000萬ドル（約7兆2800億円）で輸入全體の14．1％を占めたという。インドの対中貿(mào)易赤字は512億4000萬ドル（約5兆4500億円）に上るそうだ。

記事は、「巨額の対中貿(mào)易赤字からすると、インドは中國製品への依存から脫卻したいと思っている。しかし、インドはインフラが遅れており、労働力のレベルも低く、成熟した現(xiàn)代製造業(yè)がないという問題があるため、安くて質(zhì)の高い中國製品を輸入することで民衆(zhòng)の需要を満たさざるを得ない狀況だ」とし、「実際、インドでは炊事用具から洗濯機(jī)やテレビに至るまで、中國製品であふれている」と論じた。

そして、「モディ首相はインドの製造業(yè)振興策『メイク?イン?インディア』を推し進(jìn)めているものの、短期間での実現(xiàn)は難しい。インドの製造業(yè)発展のためには中國製品と中國のサービスが欠かせず、インフラ整備のためにインド政府は昨年1月から9月までだけで中國企業(yè)と38億5000萬ドル（約4100億円）の新たなプロジェクト計(jì)畫の契約を結(jié)んでおり、これは前年同期比で104．7％の増加になる」と伝えた。

このほか、「世界的なサプライチェーンにおいても中國は重要な一部分を擔(dān)っている」と記事は指摘?！秆u薬業(yè)においては、インドは世界中のジェネリック醫(yī)薬品の約2割を製造しているが、このために大量の中國製の原料が必要だ」と指摘した。

記事は、インドの経済學(xué)者Swaminathan Aiyar氏が「中國は世界的なサプライチェーンの欠かせない一部となっており、インドが世界的なサプライチェーンにおいてさらに前へ進(jìn)みたいと思うなら、より多くの中國製品を輸入する必要がある」と分析しているとし、「インドは中國製品から離れることはできず、將來的な製造業(yè)の発展とレベルアップに中國製品は欠かせない」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）