仏RFIの中國語版サイトは24日、「外交と貿(mào)易摩擦の影響によりオーストラリア人の中國に対する信頼感が急減したことが、世論調(diào)査結(jié)果で明らかになった」とする記事を掲載し、次のように伝えている。

豪シドニーのシンクタンク、ローウィ研究所が24日公表した年次世論調(diào)査によると、外交と貿(mào)易摩擦の影響により、中國政府が國際舞臺で責(zé)任ある行動を取っていると信頼しているオーストラリア人の割合は、2年前の52％から23％へと半分以上も減った。

2つの貿(mào)易相手國間の対立が高まる中、この日公表された調(diào)査結(jié)果は、オーストラリア人の中國に対する信頼感が過去最低にまで落ち込んだことを示している。

仏AFP通信によると、ローウィー研究所幹部のマイケル?フュリラブ氏は、「わが國最大の貿(mào)易相手國、中國に対する信頼は急激に下がった。中國の習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席への信頼はさらにもっと落ちている」と述べた。

AFP通信は、「中國は、習(xí)主席のもとでより積極的になり、北京はその高まる経済的力を政治的、外交的、軍事的な力に変換しようとしている」と伝えている。

だが、中國の「筋肉」誇示は、インドとの國境での小規(guī)模衝突からオーストラリアとの外交上の溝まで、近隣諸國との一連の対立を悪化させている。

特に、オーストラリアが新型コロナウイルスの発生源について國際的な調(diào)査を求めたことを受け、オーストラリアと中國との間の外交関係は悪化している。

ここ數(shù)カ月間、中國は、オーストラリア産牛肉の輸入を禁止し、大麥に高い関稅を課し、オーストラリア國民に死刑を宣告し、さらにオーストラリアへの渡航を自粛するよう中國の學(xué)生や旅行者に呼び掛けてきた。

一方、オーストラリアは、中國通信機器大手の華為技術(shù)（ファーウェイ）を締め出し、スパイ活動と影響力の操作でオーストラリアの政治システムを「接収」する中國の試みに不満を表明し、新型コロナウイルスの発生源と対応についての獨立した調(diào)査を求め、北京を怒らせている。

調(diào)査によると、回答者の94％が政府は貿(mào)易多様化で中國への経済依存度の低下に努めるべきと答え、82％が人権侵害に関與した中國當(dāng)局者への制裁を支持した。

公式統(tǒng)計によると、中國はオーストラリアの貿(mào)易総額の4分の1を占めており、オーストラリアの鉱物は中國の重工業(yè)と燃料動力の開発を支えている。

この調(diào)査は2005年から実施されており、今年は豪州に住む成人2448人に対し調(diào)査が行われた。

ロイター通信によると、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)はオーストラリア人の間であまり人気がないが、この調(diào)査では、米國との安全保障同盟を支持するとの回答が前回から6ポイント上昇して78％となったことも分かった。また対米関係は対中関係よりも重要との回答は55％、対中関係が重要としたのは40％だったことも分かった。（翻訳?編集/柳川）