2020年6月26日、韓國?中央日報は、大學(xué)構(gòu)內(nèi)の建物に文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)を批判する內(nèi)容のポスターを掲示した市民に対し有罪判決が下りたことで、「國家元首冒涜（ぼうとく）罪の復(fù)活ではないか」と懸念の聲が上がっていると伝えた。

記事によると、韓國に「國家元首冒涜罪」という名稱の法は存在しないが、樸正煕（パク?チョンヒ）元大統(tǒng)領(lǐng)による獨裁政権下に制定され、1988年の民主化を経て廃止された「國家冒涜罪」をこのように稱することが多い。當時、海外に居住する韓國人が政権を批判できないようにする目的で制定されたもので、7年以下の懲役または禁固刑が可能だったという。

大田（テジョン）地裁天安（チョナン）支院は今月23日、キムさん（25歳）に対し建造物侵入罪で罰金50萬ウォン（約4萬5000円）を言い渡した。キムさんは昨年11月、檀國（タングク）大學(xué)?天安キャンパス內(nèi)に、習(xí)近平（シー?ジンピン）中國國家主席を引き合いに出し文大統(tǒng)領(lǐng)を批判する內(nèi)容のポスターを貼り出していた。キムさんの弁護士は「2020年の大韓民國の現(xiàn)実がこれだ。政治的自由の基本である表現(xiàn)の自由が、無殘に踏みにじられた」と話している。

同弁護士によると、檀國大學(xué)は進んでポスターの件を警察に通報したのではない。チョ?グク前法相の任命當時、學(xué)生保守団體がこれを批判するポスターをキャンパス內(nèi)に掲示したことで警察の捜査が入る騒ぎがあり、警察から學(xué)生処課長に対し、「今後このような掲示物があれば警察に伝えるように」と要請があった。そのため、課長が今回の件を警察に伝えたのだという。

一方、判事は裁判で「キムさんはこの大學(xué)の職員や學(xué)生ではなく、キャンパスと建物は24時間全ての人に開放されている場所ではない」と指摘?！弗啶丹螭蔚磨荪攻咯`を掲示するためにキャンパスと建物に入ることを知っていれば、これを許可することはなかった」というのが被害者側(cè)の意思であるとして、有罪の原因として説明した。

ただ、「被害者」とされた學(xué)生処課長は証人として法廷に出ており、「被害はなかった。被害者だと思っていなかった。表現(xiàn)の自由がある國で學(xué)生が裁かれることは理解できない」と証言したという。前出の弁護士は「被害者は大學(xué)ではなく、ポスターを見て気分を害した文大統(tǒng)領(lǐng)だ」「大學(xué)を出たばかりの青年を前科者にすれば、公務(wù)員にはなれないし就業(yè)にも制約が出る。二度とこのようなポスターを貼るなという脅迫だ」と主張している。

また、記事によると「政権の問題ではなく、権力に有効的な司法機関の問題だ」との指摘も上がっている。ある弁護士は、過去の政権でも、政権批判の表現(xiàn)行為が「建造物侵入罪」「軽犯罪処罰法」「屋外広告物など管理法」で処罰された例は多く、「量刑は大したことがなくとも、刑事処罰の対象になるというだけで、一般人には十分な警告のメッセージとなる」と説明?！复蠼y(tǒng)領(lǐng)が誰かや政府の基調(diào)の問題というより、司法機関の形式的な法解釈が生み出した悲劇だ」と指摘している。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「文大統(tǒng)領(lǐng)を批判したから有罪になったのではないでしょ。建造物に侵入している」「単なる不法侵入じゃないか」「ちゃんと真実を書こう。國家元首冒涜罪ではなく、建造物侵入罪で起訴されたというだけ」「罰を受けるだけのことをしてるじゃん」など、記事への反論と批判のコメントが殺到している。

その他、「表現(xiàn)の自由とはいえ、他人を誹謗（ひぼう）してはいけない」「自分の學(xué)校でもないのにポスターを貼ったのが謎」「國家元首？。韓國は共産主義國だったか？。大統(tǒng)領(lǐng)は國民が選んだ臨時の代表、契約公務(wù)員だぞ」などのコメントも見られた。（翻訳?編集/麻江）