2020年6月28日、中國(guó)青年網(wǎng)は、宅配荷物の受け取りで新型コロナウイルスに感染する可能性について、中國(guó)疾病予防コントロールセンターの専門家の見(jiàn)解を伝えた。

中國(guó)疾病予防コントロールセンターの王麗萍（ワン?リーピン）研究員は27日午後に行われた記者會(huì)見(jiàn)で、宅配荷物やフードデリバリーなどの受け取りで新型コロナウイルスに感染する可能性について、「短時(shí)間の接觸で感染する確率は極めて低い」との見(jiàn)方を示した。

王氏は、「新型コロナは主に感染者の気道を通して出る飛沫に短距離で接觸することや、感染者によって汚染された物を手で觸り、そのウイルスに汚染された手で目鼻口を觸ることで感染する。このほか、比較的密閉された空間で長(zhǎng)時(shí)間高濃度のエアロゾルにさらされるとエアロゾル感染する可能性がある」としている。

王氏は、新型コロナの流行地域での宅配荷物の受け取りについて、できるだけ宅配ボックスを利用して、人と人との接觸を減少させ感染リスクを小さくするよう提言すると同時(shí)に、良い衛(wèi)生習(xí)慣を身に付け、汚染物による感染の可能性を減らすよう勧めている。

さらに、自宅で宅配荷物を受け取る際は、配達(dá)員と接觸する前にマスクを著用し、荷物受け取り後は適切に包裝を処理し、それから流水と石けんで手を洗うか、消毒液を使用すると良いとした。

王氏はまた、ハエや蚊から新型コロナに感染する可能性について、「これまでの研究によると、ハエや蚊には新型コロナウイルスを感染させる生物學(xué)的基礎(chǔ)がない」と指摘。これまで把握している流行病に関する証拠によると、世界のどこにもハエや蚊を媒體としてコロナウイルスに感染したとの報(bào)告はないとした。

王氏は、「今のところハエや蚊が媒體として新型コロナを感染させる証拠はないものの、マラリアやデング熱などその他の伝染病の媒體となる」と指摘。夏に入った今、防蟲(chóng)対策を取り、食べ物にハエがつかないようにすべきだと注意を促した。（翻訳?編集/山中）