中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は3日、「仏ボルドー地方では中國(guó)人が帰ってくることに期待している」という現(xiàn)地メディアの報(bào)道を紹介した。

記事は、ボルドー地方のワイナリーでは中國(guó)人投資者に「捨てられた」ため、資金不足となり従業(yè)員がリストラされていると紹介。しかし、ボルドーワイン委員會(huì)（CIVB）のベルナール?ファルジュ會(huì)長(zhǎng)は、長(zhǎng)期的に見(jiàn)てワイン業(yè)界は心配する必要はないとの見(jiàn)方を示したと伝えた。

7月1日から、フランスと歐州連合（EU）は條件付きながら中國(guó)からの入國(guó)を受け入れるとしているが、二國(guó)間貿(mào)易の再開(kāi)はどんな変化をもたらすのだろうか。ファルジュ會(huì)長(zhǎng)は、「どの國(guó)との貿(mào)易再開(kāi)もボルトーにとっては重要」と指摘。オーストラリアのワインが優(yōu)遇稅率を採(cǎi)用したため、中國(guó)が輸入するフランスのワイン數(shù)は新型コロナウイルス前からすでに減少していたものの、それでも中國(guó)が輸入大國(guó)であることに変わりはないとしている。

その上で記事は、「ボルドー地區(qū)のみならず、フランスの他のワイン産地にも多くの中國(guó)人投資者がいて、過(guò)去12年間にボルドーでは100以上のワイナリーを中國(guó)人が購(gòu)入している」と紹介。中國(guó)人がフランスのワイン業(yè)に投資し、できるだけ中國(guó)への輸出を拡大しようとしていることは「良いこと」だと伝えた。

中國(guó)は、貿(mào)易交渉においていつでも「優(yōu)しい」わけではないので、ボルドーにとって中國(guó)人ビジネスマンは信用ができないのではないかとの意見(jiàn)があることについてファルジュ會(huì)長(zhǎng)は、「國(guó)家間の貿(mào)易交渉は往々にして非常に政治化した話題に関連している。しかし、企業(yè)が重視しているのは商売や利潤(rùn)実現(xiàn)である。中國(guó)人は仕事の機(jī)會(huì)をもたらし、ボルドーのブドウ栽培者や貿(mào)易會(huì)社と中國(guó)顧客との関係は良好だ」と述べているという。

記事は、今年3月15日から現(xiàn)在に至るまで、新型コロナの影響でボルドーのワイン生産活動(dòng)は90％減少していると指摘。その上で、「十?dāng)?shù)年間発展してきたフランスおよびボルドーの夏とワイン関連の観光ルートも海外からの観光客が戻ってくることに期待しており、米國(guó)人の欠席がほぼ確定している中で、中國(guó)人観光客に対する期待は大きい」と伝えた。（翻訳?編集/山中）