小島康譽(yù) 2020年7月4日(土) 16時(shí)20分
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1999年に新疆政府外事弁公室?新疆文化庁?新疆文物局と設(shè)立したのが「小島新疆文化文物事業(yè)優(yōu)秀賞」である。寫(xiě)真は新疆文化庁長(zhǎng)と文化庁で調(diào)印。
2013年9月、習(xí)近平國(guó)家主席はカザフスタンで「シルクロード経済帯」構(gòu)想を、10月にはインドネシアで「21世紀(jì)海上シルクロード」構(gòu)想を提唱した。合わせて「一帯一路」である?!敢粠∫宦贰工辖U済の道、政治の道であると同時(shí)に文化の道、國(guó)際協(xié)力の道でもある。筆者は「シルクロード経済帯」の要衝である新疆で各種の國(guó)際協(xié)力を?qū)g踐してきた。
日中共同で進(jìn)めてきたキジル千仏洞修復(fù)保存、ニヤ遺跡調(diào)査、ダンダンウイリク遺跡調(diào)査はすでに紹介した。これら文化財(cái)保護(hù)研究を?qū)g踐していて、思い続けていたのは「人材」の重要性。かつて企業(yè)経営者時(shí)代も「人材育成」には全力を投入していた。今も「人材」がすべての基盤(pán)と確信している。
沙漠での現(xiàn)地調(diào)査時(shí)、新疆文物考古研究所の張玉忠副所長(zhǎng)が「現(xiàn)地調(diào)査に資金出してもらうのも有難いが、人材育成資金も」と。1999年に新疆政府外事弁公室?新疆文化庁?新疆文物局と設(shè)立したのが「小島新疆文化文物事業(yè)優(yōu)秀賞」である。中國(guó)にも多くの表彰制度はあるが、第一線で汗水ながす無(wú)名の人や組織を稱える賞は多くない。まして外國(guó)人名が冠となった賞は殆どない。新疆側(cè)が候補(bǔ)を選出、筆者が最終同意するとともに奨勵(lì)金を提供。金額は當(dāng)初一人5000人民元、途中から10000人民元、組織は20000人民元。
當(dāng)初は局長(zhǎng)や所長(zhǎng)といった幹部ばかりだったが、徐々に第一線の人が中心になっている。例えば、歌舞団の踴り子、遺跡を発掘している研究者、石窟で長(zhǎng)年にわたり壁畫(huà)を保護(hù)している管理人、タクラマカン沙漠奧地で貧しい生活をおくりながらニヤ遺跡保護(hù)のため巡視している農(nóng)民、新疆の伝統(tǒng)綱渡り伝承者、クンジュラブ峠ちかくの辺境で文化財(cái)を管理している地方公務(wù)員、アルタイ山脈の麓で研究している博物館員、民間の蕓能者……。授與式を開(kāi)催するウルムチへ來(lái)るのも初めてという人もいる。
毎年の表彰式には新疆政府副主席?文化庁書(shū)記?庁長(zhǎng)?新疆政府外事弁公室副主任?文物局長(zhǎng)らが出席し、受賞者の業(yè)績(jī)を紹介。式後には座談會(huì)が開(kāi)かれ、苦労話を聞く。受賞者にとっては大きな栄譽(yù)、大きな勵(lì)みになっている。途中2年間、日中関係悪化で中斷した。
表彰式は大ホールで開(kāi)かれていたが、時(shí)代変化で簡(jiǎn)素化されている。生活も豊かになった昨今は「賞金は家に著くまでに無(wú)くなった。祝賀會(huì)で、赤字になった(笑)」といった話も。2017年受賞者には北京大學(xué)教授も含まれた。新疆以外で初めてである。2004年、日中共同ダンダンウイリク遺跡調(diào)査に準(zhǔn)隊(duì)員として參加、その後も新疆で考古調(diào)査をしている優(yōu)秀な研究者である。今は漢代「西域都護(hù)府」発見(jiàn)に燃えている。今年も9月に贈(zèng)呈予定。
■筆者プロフィール:小島康譽(yù)
浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問(wèn)。1982年から新疆を150回以上訪問(wèn)し、多民族諸氏と各種國(guó)際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。 ブログ「國(guó)獻(xiàn)男子ほんわか日記」 <新疆は良いところ>小島康譽(yù) 挨拶―<新疆是個(gè)好地方> 書(shū)籍はこちら(amazon) 小島康譽(yù)氏コラム
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