臺灣?自由時報の3日付報道によると、中國北京市石景山區(qū)にあるショッピングモール「萬達広場（ワンダ?プラザ）」で2日、新型コロナウイルス感染の有無を調(diào)べるPCR検査で陽性の通知の電話を受けた女性が、その場で錯亂して泣き崩れるということがあった。ワンダ?プラザは一時閉鎖され、3日午後2時までに204人が濃厚接觸者として隔離された。

北京市衛(wèi)生健康委員會の3日の発表によると、女性は「無癥狀感染者」で、新型コロナの集団感染が発生した豊臺區(qū)の新発地卸売市場を6月14日に訪れていた。だが自宅での隔離期間中に複數(shù)回、ドアに設置されている警報機を破壊して外出。デパートや複數(shù)の病院などを訪れた。

北京市疾病予防管理センターの3日の記者會見によると、女性は24歳で市內(nèi)の海淀區(qū)に居住。6月5日、重慶から北京に戻り、同14日に新発地卸売市場の通行検問所に短時間滯在した。女性は妊娠中で、同16日未明に切迫流産のため、救急車で豊臺區(qū)の婦幼保健院に運ばれて診察を受けた後、専用の車で自宅に戻り、隔離を続けた。

女性は同18日に発熱などの癥狀が出たため、救急車で航天中心醫(yī)院に運ばれ診察と観察を受けた。女性は同15日と同19日のPCR検査ではともに陰性だったため、治療後は自宅で隔離を続けたが、隔離期間中に複數(shù)回、ドアに設置されている警報機を破壊して外出。同24日から同27日までは石景山區(qū)の婦幼保健院や朝陽區(qū)の朝陽醫(yī)院西院區(qū)、同區(qū)の鳳凰婦児醫(yī)院で診察を受け、同28日には海淀區(qū)の永泰東里社區(qū)にある夫の実家を訪れた。

女性は同29日に隔離が解除され、社區(qū)でPCR検査を受け、7月1日に陰性の結(jié)果が出た。女性は同日午前10時、自ら中日友好醫(yī)院を訪れて再度PCR検査を受けた。同2日に石景山區(qū)のワンダ?プラザ內(nèi)の美容院や婦人服ショップ、下著ショップを訪れ、ラーメン店でランチを取るなどしていたところ、病院からの電話でPCR検査で陽性の通知を受けたという。

記事によると、女性が隔離期間中に外出して無數(shù)の人に接觸したことを受け、ネット上では批判の聲が相次いでいる。

中國のニュースサイト、新浪新聞の6日付報道によると、女性は病院へ運ばれる救急車の中で、「感染するなんて思ってもいなかった。皆さんに申し訳なく思う」と謝罪した。ドアに設置されている警報機を破壊して外出したことについては、「お腹の子を守るためだった」と話しているという。（翻訳?編集/柳川）