中國(guó)外交部報(bào)道官として日本でも知られた耿爽（グン?シュアン）氏が中國(guó)國(guó)連次席大使に著任したことが分かった。7日に中國(guó)國(guó)連常駐代表団が公式ウェブサイトで発表した。

■耿爽氏とは？

耿爽氏は1973年生まれ、北京市出身。95～99年に外交部國(guó)際部で務(wù)めた後、2003年まで國(guó)連常駐代表団の隨行員、三等書(shū)記官などを経験。その後、外交部で3等書(shū)記官、副長(zhǎng)官、參事官とステップアップ。11～15年に駐米大使館參事官を務(wù)め、外交部國(guó)際経済部參事官を経て16年9月に第30代外交部報(bào)道官となった。後に報(bào)道局副局長(zhǎng)となり、20年6月に退任を発表。既婚で娘が一人いる。

■外交部報(bào)道官時(shí)代の逸話(huà)

耿氏は外交部報(bào)道官時(shí)代に數(shù)々の「名場(chǎng)面」も生んでいる。18年4月の定例會(huì)見(jiàn)では、「中國(guó)による日本の領(lǐng)土への攻撃」について記者から問(wèn)われ「日本がそう言ってるの？」と驚いたような表情を見(jiàn)せた。同年5月の會(huì)見(jiàn)では、中國(guó)中央テレビ（CCTV）について質(zhì)問(wèn)した日本の記者に「あなたはCCTVの記者ではないですよね？」と逆質(zhì)問(wèn)、「今のところは違います」と返された際に浮かべた笑みが話(huà)題に。19年12月に行われた定例會(huì)見(jiàn)では、日本の記者の質(zhì)問(wèn)が短すぎたため拍子抜けし、手に取ったコップを持ったまましばらく「固まる」場(chǎng)面もあった。外交部報(bào)道官としての厳粛さだけでない豊かな表情も注目された。

■最後の會(huì)見(jiàn)

耿氏は最後となった20年6月5日の會(huì)見(jiàn)で、「異動(dòng)により、私はまもなく新たな職務(wù)に就くことになります。今日はおそらく外交部報(bào)道官として開(kāi)く最後の定例記者會(huì)見(jiàn)になるでしょう。この機(jī)會(huì)に、これまで4年近くにわたる皆さんの思いやりと支援、サポート、激勵(lì)に心から感謝します。中國(guó)の外交官として、どこに行ったとしても、引き続き中國(guó)と世界との相互理解促進(jìn)と、中國(guó)國(guó)民と世界の人々との友好増進(jìn)のために努力し、貢獻(xiàn)していきたいと思います」とあいさつした。

耿氏の著任は中國(guó)で注目を集めており、8日午前現(xiàn)在、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）の検索キーワードランキングの上位に入っている。（編集/北田）