中國メディアの光明日報(bào)の2020年7月6日付報(bào)道などによると、中國政府?教育部は海外での中國語教育普及のために、新たな組織を設(shè)立した。日本メディアは、これまで事業(yè)を進(jìn)めてきた「孔子學(xué)院」に対する疑念のイメージを一新するためとの見方を紹介しているが、中國では今のところ個別の孔子學(xué)院の名稱変更は伝えられていない。

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教育部は5日付で、同省傘下に中外語言交流合作中心（中國?外國言語交流協(xié)力センター）と國際中文教育基金會（國際中國語教育基金。以下、基金）を設(shè)立することを決めた。

光明日報(bào)によると、「基金」の副理事長に就任した劉利氏は、新組織設(shè)立の背景を「世界各國の人々による、中國語を?qū)W習(xí)し中國を理解したいという情熱が高まり続けており、個性化?差別化?多様化の求めが強(qiáng)まっている」と説明?？鬃訉W(xué)院をはじめとする各種の中國教育機(jī)関にとっては試練であり、また、資金源を統(tǒng)一し、學(xué)校規(guī)模を拡大し、教育レベルを高めるためのチャンスでもあると説明した。

中國が海外での「大學(xué)相當(dāng)」の中國語?中國文化教育組織として「孔子學(xué)院」を設(shè)立したのは2004年だった?，F(xiàn)在までに162の國と地域に現(xiàn)地組織と協(xié)力して孔子學(xué)院540カ所を設(shè)立し、孔子學(xué)院より簡易な孔子課堂（孔子教室）1154カ所も設(shè)立した。

資金や人材の供給を充実させるべきとの意見は、2019年2月には公式な場で表明されていたという。また、「基金」については、ギリシャやロシアの方式と並んで、日本の國際交流基金も參考事例としたという。

海外の「孔子學(xué)院」などを統(tǒng)括する組織はこれまで「孔子學(xué)院総部」だったが、今後は中國?外國言語交流協(xié)力センターが所管するとされている。

孔子學(xué)院については、中國語教育の推進(jìn)と同時に、中國共産黨の影響力を拡大する目的があるとの主張があった。日本メディアは「名稱変更でイメージ一新を狙った可能性がある」との見方を紹介した。ただし中國ではこれまでのところ、個別の「孔子學(xué)院」の名稱変更については伝えられていない。（翻訳?編集/如月隼人）