ホンダ、宿敵「HONGDA」に意匠権訴訟で勝訴―上海市

2007年5月22日、ホンダが中國(guó)のオートバイメーカー、重慶力帆実業(yè)（集団）有限公司?上海文安オートバイ有限公司を意匠権侵害で訴えた裁判の判決が下された。上海市第2中級(jí)人民裁判所は、両社の意匠権侵害を認(rèn)め、30萬(wàn)元（約450萬(wàn)円）の賠償を命じた。

問(wèn)題となったのは、力帆が製造し、両社が販売したスクーター「力帆LF100T」。力帆は意匠権の侵害を全面的に否定したが、裁判所は原告の主張を認(rèn)めた。

2003年以來(lái)、力帆とホンダは知的所有権に関して多くの衝突を繰り返している。2004年には力帆が「HONGDA（中國(guó)語(yǔ)?轟達(dá)のローマ字）」という「HONDA」と一文字違いのロゴを車(chē)體に刻印したバイクを発売。訴訟の結(jié)果、ホンダの主張が認(rèn)められ、「HONGDA」のロゴの使用は禁止された。また今回のスクーターの意匠権も力帆の訴えにより、中國(guó)知的所有権管理局権利再審委員會(huì)が一度は無(wú)効を宣言。その後、ホンダは行政訴訟を通じて、権利を再確認(rèn)している。

昨今、中國(guó)では知的所有権をめぐる海外との摩擦がクローズアップされている。そのなかで、司法が海外企業(yè)の意匠権を保護(hù)する判決を出した意味は大きい。（翻訳/編集?KT）