2014年1月18日、中國(guó)サイト?百度百家に時(shí)事?軍事評(píng)論家の呉戈（ウー?ガー）氏の記事「安倍は良い首相」が掲載された。以下はその概要。

【その他の寫真】

日本人にとって安倍首相は良い首相だ。支持率は62％もある。だが中國(guó)人にとって安倍首相は悪の権化だ。外交政策が中國(guó)と衝突するからだ。中國(guó)人の心の中に、「日本にとって良いことは中國(guó)人にとって悪いこと」「すべては日本に悪い首相が現(xiàn)れたことが原因」「彼さえいなくなれば、中國(guó)の狀況は一変する」という大前提が存在している。

これらの大前提自體に問題があるのだが、社會(huì)全體からの圧力の方がさらに大きな問題なのだ。それは「政治的に正しいのか、政治路線や政策、方針に合致しているか」「それは民族的に正しいことなのか、お前は中國(guó)人なのか」という圧力だ。

「民族的に正しいことなのか」を説明するのに良い例がある。中國(guó)人は「尖閣諸島は日本のものではない」と主張した日本の歴史學(xué)者?井上清が大好きだが、同時(shí)に日本人が同氏の本の出版を許したことに驚く。なぜなら中國(guó)人にとって、「民族的に正しいこと」とは、「あなたはこっち側(cè)の人間なのだから、あっち側(cè)に有利になることを言ってはいけない」という意味だからだ。

「安倍首相は極悪の軍國(guó)主義者だ。その安倍首相を日本國(guó)民の62％が支持している。だから62％の日本國(guó)民も極悪の軍國(guó)主義者だ」という三段論法はあまりにも強(qiáng)引だ。中國(guó)もかつて○○思想（原文ママ）で「人民は永久に革命的であり、悪いのは支配階級(jí)だ」と言われてきた。當(dāng)時(shí)の人々はだまされていたのだ。

日中は利益爭(zhēng)奪戦に歴史上の怨恨を持ち出している。獲得する利益が大きいほど怨恨も大きくなるが、日中は共存すべきであり、どちらか一方が消滅するようなことはあってはならない。利益が衝突すると、相手を罵り倒す。それは文革時(shí)代の外交手法だ。國(guó)家利益が衝突すれば、「間違った指導(dǎo)者を選んだ」と相手の國(guó)民を責(zé)める。それは民主政治を知らないからだ。紅衛(wèi)兵のように安倍首相を鞭打つことが出來ないからといって、今度は自國(guó)民を責(zé)める。小泉首相（當(dāng)時(shí)）を徹底的に批判した後に、安倍首相が出て來た。これこそ今までの中國(guó)のやり方が無知で無力だったことの証明だ。

一度も間違ったことのない國(guó)家政策などあり得ず、すべてが民族的に正しいことなどもあり得ない。近代以降、中國(guó)は尖閣諸島などの利益に鈍感であり続け、戦後の対日処理では無力で主導(dǎo)的立場(chǎng)が取れず、建國(guó)後の対日政策も間違っていた。これらはすべて事実だ。今日、日本に対する影響力が明らかに欠如して見えるのは表面上だけで、高度な競(jìng)爭(zhēng)力や國(guó)際秩序に対する発言力はさらに欠如している。外交官を総動(dòng)員して、第三國(guó)で舌戦を展開し、道義的優(yōu)位と理解を得ようとしても、第三國(guó)の理解はあまりにも淺い。中國(guó)の焦りの本質(zhì)は深刻な対日不信と不確実な競(jìng)爭(zhēng)力、不安感から來ている。（翻訳?編集/本郷）