Record China 2014年1月23日(木) 23時0分
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21日、中國ネットユーザーの一部が「フリーズ狀態(tài)」に陥った。寫真は中國のインターネットカフェ。
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2014年1月22日、環(huán)球時報によると、中國ネットユーザーの一部が21日に「フリーズ狀態(tài)」に陥った。21日午後3時10分ごろ、中國の多くのネットユーザーが、國內の複數のサイトにアクセスできなくなったと報告した。
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一部のサイトの管理者は、「今回アクセス不可になったのは、國內のルートドメインに何らかの問題が生じ、複數のサイトでドメイン名解析が正常に行われなくなったため」と指摘した。具體的には、ドメイン名解析の結果、多くが米國の複數の応答しないIPアドレスと解析されてしまうというもので、複數の地域のユーザーが、ネットワークの異常を報告した。この原因は、世界のネットワーク上のノードに故障が発生し、中國國內の3分の2のDNSがフリーズ狀態(tài)に陥ったためと分析されている。一部のユーザーはウェブサイトにアクセスした際に、「65.49.2.178」というIPアドレスに切り替わり、閲覧しようとしていたサイトにアクセスできなくなった。このIPアドレスの情報を分析した結果、米ノースカロライナ州のカリーに位置するダイナミック?インターネット?テクノロジー社のものであることが明らかになった。中國の多くの有名IT企業(yè)のドメイン名が、同アドレスに解析された。
記者が調査を進めたところ、同社は検閲回避ソフト「フリーゲート」を開発した企業(yè)であった。記者が同社の名稱とアドレスに基づき調査を進めたところ、同社のビル?シアCEOは、フリーゲートの創(chuàng)始者であることが分かった。同社のウェブサイトによると、その提攜先には大紀元、ボイス?オブ?アメリカ、ラジオ?フリー?アジアなどが含まれ、中國のネットユーザーに対して、アクセスが禁じられているウェブサイトにアクセスするサービスを提供している。記者が同社にEメールで問い合わせたところ、ビルCEOは「本件は當社と関係がなく、むしろDNSが第3者に乗っ取られた可能性がある」と回答した。
このほど不具合が発生したトップレベルドメインは、「.com」であった。インターネットにおいて、特定の組織に付與されているトップレベルドメインは、その組織の英文名を示すいくつかの頭文字によって構成される。一般的に用いられているドメイン名には、「.com」、「.net」、「.org」などがある。
トップレベルドメインは、ルートサーバーと大きく関連している。後者はインターネットの主目録を管理し、世界には「A」から「M」までの13臺しか存在しない。そのうち10臺は米國に、3臺は英國?スイス?日本に置かれている。すべてのルートサーバーは、米國政府が授権するドメイン名?ナンバー配分機構のICANNによって一元管理されている。ICANNは世界のルートサーバー、ドメイン名システム、IPアドレスなどの管理を擔當している。
中國國家革新?発展戦略研究會ネット空間戦略研究センター長の秦安(チン?アン)氏は、「中國のトップレベルドメインのルートサーバーの故障により、大部分のサイトが影響を受けた事件には注目すべきだ。今回の事件を分かりやすく説明すると、せっかく航空券を買って空港に行ったのに、空港全體が機能を停止しており、出発できなくなったようなものだ。今回はこれほど大きな範囲に影響が生じ、一般的な中國のネットユーザーさえも不便を感じた」と指摘した。
秦氏は、「今回の件が、一部のハッカーによるものか組織的な犯行によるものであるかは、重要なことではない。重要なことは、現在は単獨のハッカーにせよ、國家機関による組織的な行為にせよ、人々が依存しているネットワークに大きな破壊をもたらせる點だ。人類社會が世界サイバー大戦に向かいつつあるという説は、もはや遠い未來のことではなくなった。本件はサイバー大戦の警鐘と捉えることができる」と語った。(提供/人民網日本語版?翻訳/YF?編集/武藤)
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