2014年1月22日、米國(guó)のバーンズ國(guó)務(wù)副長(zhǎng)官が韓國(guó)、中國(guó)、日本を歴訪中だ。日本の安倍晉三首相の靖國(guó)神社參拝によって日本と中國(guó)、韓國(guó)との関係が一段と悪化する中、國(guó)際メディアは今回の歴訪は日中関係、日韓関係の「仲裁」という「重任」を擔(dān)っていると見(jiàn)ている。（文：華益文（ホア?イーウェン）國(guó)際問(wèn)題専門(mén)家。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

【その他の寫(xiě)真】

今世紀(jì)初め以來(lái)、上は大統(tǒng)領(lǐng)から下は國(guó)務(wù)次官補(bǔ)まで米側(cè)の東アジア訪問(wèn)は日中韓3カ國(guó)全てを?qū)澫螭趣工毪长趣啶ぁ?カ國(guó)でも欠けると、メディアはその理由を詮索する。

この現(xiàn)象ついて、メディアは様々な解釈をしている。米國(guó)が3カ國(guó)およびその相互関係を重視しているという點(diǎn)については異論はないだろう。中國(guó)はアジア太平洋における臺(tái)頭中の大國(guó)、日韓は米國(guó)にとって重要なアジアの同盟國(guó)だ。米國(guó)がアジア太平洋地域で足場(chǎng)を固め、しっかりと立つには、その政策の名稱(chēng)が「アジア回帰」であろうと「リバランス戦略」であろうと、日中韓との関係をうまく処理することが必須だ。この現(xiàn)象は、米國(guó)が東アジア地域の問(wèn)題で重要な役割を発揮しており、部外者ではないこともはっきりと示している。

日本と近隣國(guó)との関係が常にぎくしゃくしていることが、米國(guó)のアジア太平洋戦略に難題を突きつけていることは確かだ。日本が今日のような「地域のトラブルメーカー」にまでなったこと、安倍首相のような政治屋が今日のように近隣國(guó)に対していささか好き勝手に挑戦するようになったことについて、米國(guó)には逃れられない歴史的責(zé)任がある。

第2次大戦後、日本軍國(guó)主義とドイツナチズムに対する米國(guó)の扱いには、大きな違いがあった。ドイツナチズムに対する徹底的な清算と比べ、米國(guó)は冷戦の必要上、カイロ宣言とポツダム宣言の定める義務(wù)を厳格に履行せず、軍事占領(lǐng)を機(jī)に徹底的に日本の侵略戦爭(zhēng)の罪を清算し、軍國(guó)主義勢(shì)力およびその社會(huì)的基盤(pán)を取り除くことをせず、日本右翼勢(shì)力の強(qiáng)大化を基本的に放置、黙認(rèn)してきた。特にここ10數(shù)年間は「専守防衛(wèi)」を突破し、軍備を拡充し、防衛(wèi)費(fèi)を増額するよう日本を煽動(dòng)してきた。

日本が今後どの方向に進(jìn)むかという戦略問(wèn)題に対して、日本の唯一の同盟國(guó)であり、日本に対して最大の影響力を持つ外部のパワーである米國(guó)には、逃れられない現(xiàn)実的責(zé)任があると言うべきだ。米國(guó)は日米同盟関係をアジア太平洋安全戦略の礎(chǔ)と見(jiàn)て、対日政策において利用と制限を併用し続け、相當(dāng)長(zhǎng)期間にわたり日本に対する防衛(wèi)責(zé)任をとりわけ再確認(rèn)してきた。だが今世紀(jì)初め以降、テロとの戦いと中國(guó)牽制の必要性、および國(guó)防費(fèi)の制約から、米國(guó)の安全保障責(zé)任を日本が分擔(dān)する必要性を、より強(qiáng)調(diào)するようになった。このため米國(guó)は日本の右傾化を黙認(rèn)し、戦略バランス術(shù)と日本への肩入れを弄しすぎるにいたった。このまま行けば、アジア太平洋における米國(guó)の戦略的利益は得るものよりも失うものが大きくなる。

米國(guó)は中國(guó)の臺(tái)頭がアジアから追い払われることを意味すると懸念している。中國(guó)は數(shù)年前から、米國(guó)がアジア太平洋地域で建設(shè)的役割を発揮することを歓迎すると表明し始めた。これは米國(guó)との関係に対する中國(guó)の積極的姿勢(shì)を示すものであるとともに、「中國(guó)脅威論」、いわゆる「中國(guó)は米國(guó)をアジアから追い払う」との論調(diào)や懸念への回答でもある。だが、アジア太平洋における米國(guó)のマイナスの作用、さらには破壊的作用に対しては、中國(guó)は當(dāng)然歓迎しないし、反対する?，F(xiàn)在のアジア太平洋情勢(shì)から見(jiàn)て、米國(guó)が建設(shè)的役割を発揮するために重要なのは、日本に対する黙認(rèn)と盲目的肩入れを止め、日本に対する制約を強(qiáng)化することだ。頑迷にも「亡霊を參拝」し、「亡霊」に心を惑わされる安倍首相のような日本の政治屋に対して、「失望」を表明するだけでは不十分なことは明らかだ。

日本に対して米國(guó)には歴史的責(zé)任と現(xiàn)実的責(zé)任の二重の責(zé)任がある。日本問(wèn)題において様々な利己的計(jì)算をしている米國(guó)は、前者の責(zé)任を認(rèn)めたうえで、後者の責(zé)任を擔(dān)うことができるのか？それができなければ、バーンズ副長(zhǎng)官あるいは他の米高官が日中韓をいくら訪問(wèn)しようとも、アジア太平洋地域に対する米國(guó)の「建設(shè)的役割」は大きく削がれるだろう。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/NA?編集/武藤）