中國(guó)でこのほど、別荘の所有者があるドラマの放送を見(jiàn)ていたところ、知らない間に別荘がドラマの撮影で使われていたことに気づくということがあったという。

中國(guó)浙江省の主要紙、銭江晩報(bào)の20日付報(bào)道によると、同省杭州市の女性、林（リン）さんは5年前、出身地である同省慈渓市で豪華な別荘を購(gòu)入して以來(lái)、住んだことはなかった。ところが昨年、ドラマ「我和我的兒女們」を見(jiàn)ていたところ、別荘が女性主人公の自宅として使われていることに気づいたという。

林さんが、別荘の管理會(huì)社の吾同物業(yè)に問(wèn)い合わせると「そのようなことはありえない」との回答だったため、実際に別荘の內(nèi)部を確認(rèn)したところ、エレベーターや指紋認(rèn)証ロックが壊れていたほか、カーペットや家具などが汚れ、裝飾畫やプロジェクター、食器がなくなっていた。

管理會(huì)社からまともな回答が得られなかったため、林さんは、ドラマの制作會(huì)社である寧波影視と動(dòng)畫配信サービスの愛(ài)奇蕓に弁護(hù)士書簡(jiǎn)を送ったが、受け取りを拒まれた。

そのため、林さんは、吾同物業(yè)、寧波影視、愛(ài)奇蕓の3社を相手取り、賠償と謝罪および愛(ài)奇蕓のサイトからのドラマの撤去を求めて慈渓市の裁判所に訴えを起こした。

今年3月に開(kāi)かれた第1回の法廷審問(wèn)で、別荘は別のドラマ「大約是愛(ài)」の撮影でも使われていたことが判明し、同ドラマの制作會(huì)社も被告として追加された。

「大約是愛(ài)」側(cè)の弁護(hù)士は開(kāi)廷前會(huì)議で、管理會(huì)社側(cè)に撮影ロケ地利用料金として6萬(wàn)元（約92萬(wàn)円）を支払ったと説明したのに対し、管理會(huì)社側(cè)の弁護(hù)士は、6萬(wàn)元は撮影ロケ地利用料金ではなく、撮影チームが使用した共用施設(shè)と食事の費(fèi)用だと主張した。

裁判所は、デベロッパーの寧波相原和景房地産開(kāi)発有限公司も被告として追加し、開(kāi)廷前會(huì)議に招集したが來(lái)なかった。

裁判所の職員は、取材に対し、「被告が新たに追加され、証拠調(diào)べが終わっていないため、コメントできない」と斷った上で、「とても奇妙な事件だ」と話しているという。（翻訳?編集/柳川）