インド政府は先月、インドの主権や安全、個(gè)人情報(bào)を脅かしているとして、短編動(dòng)畫投稿アプリのTikTok（ティックトック）を含む中國(guó)企業(yè)が開発した59のモバイルアプリの使用を禁止すると発表した。

これに関連し、中國(guó)共産黨系の環(huán)球時(shí)報(bào)は23日、「TikTokの禁止は、インド農(nóng)村の女性たちの世界への窓を閉ざした」とする記事を掲載し、仏AFP通信の22日付報(bào)道を取り上げた。

AFPの記事によると、TikTokは、インドの農(nóng)村の女性たちに、名聲や楽しさ、そして富さえももたらしていた。だがインドがTikTokを禁止した時(shí)、大都市から遠(yuǎn)く離れた場(chǎng)所で暮らす多くの女性のためのより広い世界への窓は閉ざされてしまった。

27歳の専業(yè)主婦、Mamta Vermaさんは、大學(xué)を卒業(yè)して間もなく結(jié)婚し、中央部マディヤ?プラデーシュ州の小さな町に住んでいる。InstagramやYouTubeよりTikTokが好きだというMamta Vermaさんによると、最初に投稿したビデオに「いいね」が5つ付いたことが、大きな「後押し」となったという。

すぐに、Mamta Vermaさんは100萬(wàn)人を超えるフォロワーを獲得。自宅で撮影したロボットダンスで、1動(dòng)畫當(dāng)たり4000ルピー（約5700円）を稼いでいる。Mamta Vermaさんにとって、TikTokは「金もうけ」だけのものではないようだ。TikTokが現(xiàn)れるまで、Mamta Vermaさんは、人と話すのがあまり得意ではなかったという。

たくさんの言語(yǔ)や方言を話すインドの13億人の約7割は、ムンバイやニューデリーなどの大都市から離れた農(nóng)村に暮らしている。「社會(huì)変化のためのソーシャルメディア」を奨勵(lì)するNPOグループのAmitabh Kumar氏は、この広大な奧地の多くの人々にとって、TikTokは「ガラスの天井の破壊者」であるとし、「ボリウッド（インド映畫界）や裕福な人々だけでなく、普通の人々にもようやく、誰(shuí)かを笑わせたり、泣かせたり、考えさせたりするものを15秒で作成する機(jī)會(huì)ができた」と話している。

TikTokは、英語(yǔ)やヒンディー語(yǔ)を話したり読んだりできない人でも簡(jiǎn)単に、そして低速なインターネット環(huán)境でも十分に使えるアプリだ。

もう一人の人気TikToker、29歳の専業(yè)主婦のRupali Manoj Bhandoleさんは、西部マハラシュトラ州の小さな町に住み、1日1時(shí)間だけの水道水供給と頻繁な停電の中、劣っている経済狀況を自虐するビデオを投稿し、すぐに30萬(wàn)人のフォロワーを獲得した。Rupali Manoj Bhandoleさんによると、テレビ局で働いている人から「スター」と呼ばれた時(shí)には言い表せない幸せを感じたそうだが、TikTokが禁止されると聞いた際には涙したという。（翻訳?編集/柳川）