米國の中國語ニュースサイト、多維新聞は26日、オーストラリアが23日、國連に聲明を提出し、南シナ海における中國の主権主張に反対したと報じた。

記事によると、オーストラリアは聲明で、「中國が南シナ海で直線的な基準(zhǔn)線を引き、島しょや海岸の最も外側(cè)の點(diǎn)を結(jié)んで領(lǐng)土の範(fàn)囲を區(qū)分するやり方には法的根拠がない」とし、「この線に基づいた中國による領(lǐng)海や排他的経済水域、大陸棚の主張に反対する」とした。

また、「パラセル（中國名：西沙）諸島とスプラトリー（中國名：南沙）諸島に対する中國の主張主権を受け入れない」ともした。

これについて、中國共産黨系の環(huán)球時報（電子版）は25日付の記事で、ポンペオ米國務(wù)長官が13日、「南シナ海の大半の地域にまたがる中國の海洋権益に関する主張は完全に違法だ」と批判したことを挙げ、「オーストラリアは米國に追隨して、中國を挑発している」と批判した。

その上で、中國外交部報道官の14日の定例會見でのコメントを引用し、「米國が、南海（南シナ海）問題の歴史的経緯と客観的事実を無視し、南海問題で一方的な立場をとらないという約束に背き、國際法に違反し、國際法をわい曲し、領(lǐng)土紛爭をあおり、地域の平和と安定を破壊するのは、無責(zé)任なやり方だ」と伝えている。（翻訳?編集/柳川）