2020年7月26日、新浪軍事は、中國(guó)の水陸両用飛行機(jī)AG-600が初の海上飛行に成功したと報(bào)じた。

記事は、大型の水陸両用飛行機(jī)で「鯤竜」の愛(ài)稱(chēng)を持つAG-600が26日に山東省青島市付近の海域で初の海上飛行に成功したことを紹介。同機(jī)は2009年に研究開(kāi)発がスタートし、17年には広東省珠海市で陸上初飛行に成功していたと伝えた。

また、同機(jī)は世界最大の水陸両用飛行機(jī)で、國(guó)産エンジンのWJ-6エンジンを4機(jī)搭載、全長(zhǎng)37メートル、翼の長(zhǎng)さ38．8メートル、機(jī)體の高さ12．1メートル、最大離陸重量53．5トンというスペックになっており、海洋環(huán)境のモニタリングや保護(hù)、資源探査、島しょや巖礁への輸送、海上航行の安全保障や緊急支援といった任務(wù)をこなすことができると説明した。

記事は、今回のAG-600の海上飛行成功は中國(guó)の水上飛行機(jī)分野における「重大な突破」と評(píng)価する一方、水上飛行機(jī)に関係するインフラ整備がなおも初歩的段階にあり、既存の水上飛行機(jī)用飛行場(chǎng)が5～6カ所、水上飛行機(jī)の操縦資格を持つパイロットが30人足らずにとどまっていることを指摘した。

その上で、中國(guó)では経済成長(zhǎng)に伴ってハイエンドな観光サービス業(yè)の発展が見(jiàn)込まれており、特に水上ネットワークや湖沼が豊富な沿海部、南部地域において水上飛行機(jī)の需要が大きく高まると予測(cè)。新たな市場(chǎng)ニーズに適応すべく、インフラ整備と人員の育成が急務(wù)だとしている。（翻訳?編集/川尻）