2020年7月28日、米ボイス?オブ?アメリカの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、米中が衝突した場(chǎng)合の三つのリスクについて分析する記事を掲載した。

記事は、米國(guó)と中國(guó)は世界の2大経済體で軍事費(fèi)も多く、ハイテクから公海でのコントロールに至るまで多くの方面で利益が重なっていると指摘。米中関係の悪化は當(dāng)事國(guó)のみならず他の國(guó)にもそのリスクが及ぶことになるとし、三つのリスクについて分析した。

その一つ目が「貿(mào)易面」でのリスク。18年から始まった貿(mào)易摩擦で米中共にすでに損失を被っていると記事は指摘。協(xié)議による解決ができなかった場(chǎng)合、世界の貿(mào)易に巨大な影響を與えるものとなり、「新型コロナウイルス流行下の世界経済にとって泣きっ面に蜂になる」と論じた。中國(guó)の工場(chǎng)へ材料や部品を提供しているアジアの他の國(guó)の受ける打撃も大きいとしている。

二つ目は「技術(shù)面」でのリスク。記事は、米中は通信、パソコン、醫(yī)療およびその他の技術(shù)業(yè)界と市場(chǎng)において企業(yè)間の関係は密接であり、アップルやデル、ヒューレット?パッカードなどは製品組み立てを中國(guó)の工場(chǎng)にかなりの程度依存していると紹介。そして中國(guó)の工場(chǎng)も、米國(guó)や日本、臺(tái)灣、歐州などからの部品に依存していると指摘した。

また、「トランプ政権による華為技術(shù)（ファーウェイ）への禁止令はシリコンバレー企業(yè)のコストや物流に大きな影響をもたらし、數(shù)十億ドルの損失になる」と記事は予測(cè)。中國(guó)は今でもアップルなどにとって大きな市場(chǎng)だと指摘した。また、中國(guó)にとって米國(guó)は高付加価値製品の主な輸出先で、中國(guó)政府はほかの市場(chǎng)を探すよう中國(guó)企業(yè)に求めているが、アジアや歐州にはあまり需要がないのだという。

三つ目は「安全面」でのリスク。記事は、これまで米國(guó)は太平洋での主導(dǎo)的な地位にある軍事大國(guó)であったが、今では中國(guó)も2隻の空母と相當(dāng)數(shù)のミサイルを有していると紹介。「これはこの地域の米國(guó)艦船や基地にとって脅威となっている」と論じた。

その上で記事は、「雙方の軍事的緊張は南シナ海に集中している」と分析。18年には米中の軍艦が異常接近したことや、01年には南シナ海上空で米國(guó)と中國(guó)の軍用機(jī)が空中衝突したことなどの例を挙げた。また、「臺(tái)灣も爭(zhēng)點(diǎn)の一つ」になっており、臺(tái)灣外交部が先週、中國(guó)軍機(jī)がほぼ毎日臺(tái)灣付近で活動(dòng)していて、その頻度が明らかに増加していることを表明したと伝えた。

最後に記事は、「米國(guó)は今月初めに、南シナ海での主権爭(zhēng)いにおけるこれまでの中立的な立場(chǎng)を変え、この地域における中國(guó)の大部分の主権要求を明確に否定した。米國(guó)の立場(chǎng)の変化が、南シナ海情勢(shì)の悪化につながるのではないかと各方面は心配している」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）