2020年7月29日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、米國を中心とした5カ國による機(jī)密情報ネットワーク「ファイブアイズ」に日本が加わる可能性について論じる記事を掲載した。

記事は、英紙ガーディアンの報道を基に、「中國から西洋を切り離すことを主張している英國の右翼議員が、『ファイブアイズ』（米國、英國、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド）が『シックスアイズ』へと拡大し、日本がこれに加わる可能性について言及した」と紹介した。

ガーディアンは、「新型コロナウイルスが戦略的物資における西側(cè)諸國の対中依存を明らかにし、ファイブアイズとしては中國の物資に対する依存を減らしたい思惑がある」と指摘。「この戦略的物資にはレアアース（希土類）が含まれている。米地質(zhì)調(diào)査所によるとこの10年、平均すると世界のレアアースの生産と供給の90％以上を中國が占めていた」と伝えた。

その上で記事は、「歐州連合（EU）離脫後にEUや中國以外の貿(mào)易関係を求めている英國の保守黨の議員たちは、ファイブアイズが大きな役割を果たすことを期待しており、『ファイブアイズ自由貿(mào)易區(qū)』という構(gòu)想が反中派の支持を勝ち得ている」とした。

記事は、「こうした中で、いわゆる『中國研究グループ』の勉強(qiáng)會に（オンライン）參加した河野太郎防衛(wèi)相が、『ファイブアイズが日本の加入を招待するなら、日本はこの決定を歓迎する』と表明した」と紹介?！袱丹椁擞苇h(huán)太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進(jìn)的な協(xié)定（CPTPP）への加入に期待を示した」とした。

また、「英國のトム?トゥゲンハート下院議員は、河野防衛(wèi)相の『シックスアイズ』の提案について歓迎の意を示した」と説明し、同議員が「この數(shù)十年、ファイブアイズはわれわれの情報と國防枠組みの核心となってきた。われわれは信頼に値するパートナーに著眼してこの連盟を深化すべきであり、日本は重要な戦略的パートナーだ。理由は多くあり、われわれはすべての機(jī)會をとらえて協(xié)力を強(qiáng)化すべきだ」と語ったことを伝えた。（翻訳?編集/山中）