Record China 2020年8月1日(土) 8時20分
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臺灣は米ハワイ沖で実施される多國間海上演習?リムパックへの參加を目指す一方、米領グアム島に「領事館」再開を決めた。蔡英文政権は米國との軍事協(xié)力をさらに進めていく方針だ。寫真はグアム。
臺灣國防部が米ハワイ沖で8月17日から実施される米海軍主催の多國間海上演習「環(huán)太平洋合同演習」(リムパック)への參加を目指している。外交部は米國の空軍基地などがあるグアム島で「領事館」の再開を決定。蔡英文政権は中國に対抗して米國との軍事協(xié)力をさらに進めていく方針だ。
リムパックは2年に1回行われる世界最大規(guī)模の多國間海上演習で、今年が開催年に當たる。2012年以降は毎回20カ國以上が參加している。コロナ禍で中止も検討されたが、アジア太平洋地域での中國軍の活発な動きを念頭に期間や規(guī)模を縮小して行われることになった。海上自衛(wèi)隊は護衛(wèi)艦「あしがら」「いせ」の2隻と搭載航空機2機を派遣する。
臺灣?中央通信社によると、國防部の史順文報道官は7月28日の記者會見で、リムパックへの臺灣參加に関して現(xiàn)時點では正式な通知は受けていないと明らかにした上で、オブザーバーとして人道支援などの訓練に參加することを優(yōu)先的に目指す考えを示した。臺灣は近年、參加を目指しているものの、招待はされていない。
リムパックをめぐっては米上院で7月23日、臺灣を招待するべきとした提言を盛り込んだ2021會計年度の國防権限法案が賛成多數(shù)で可決された。そのため、臺灣が今年參加できるのかに注目が集まっている。
「臺灣関係法」という國內(nèi)法を有する米國は、臺灣に防御用の兵器を売卻するという形で、これまで臺灣の防衛(wèi)に関與してきた。臺灣のリムパック參加が実現(xiàn)すれば米臺の防衛(wèi)協(xié)力が一歩進むことになる。
一方、外交部は7月初め、予算上の制約で3年前に閉鎖した駐グアム臺北経済文化弁事処(領事館に相當)を再開すると発表した。グアムは地政學的に見て、臺灣防衛(wèi)にとって重要な場所だ。
「第一列島線」(日本列島、臺灣、フィリピン、マレーシア、インドネシアを結(jié)ぶライン)と「第二列島線」(日本を起點にグアム?サイパンを経てパプアニューギニアに至るライン)は臺灣防衛(wèi)にとって、決して軽視できない戦略上の「點と線」でもある。臺灣メディアは「今回の再設置は臺灣にとって防衛(wèi)上の必要性がそれだけ高まっているから、ということに盡きる」とも報じた。
臺灣とグアムは緊密な経済貿(mào)易関係を保っており、弁事処再設置にはグアムも支持を表明した。17年と18年にカルボ?グアム準州知事(當時)が訪問団を率いて訪臺した際には、蔡総統(tǒng)に直接、弁事処の運営を再開して雙方の観光と経済貿(mào)易分野での交流を強化することに期待する立場を伝えていた。(編集/日向)
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