2014年1月27日、韓國の朝鮮日報中國語版サイトは「サムスン病」と題した論説を掲載した。

【その他の寫真】

韓國人ほど橫斷幕の好きな民族はいない。大學(xué)受験や國家試験、就職試験に合格するたびに、家の前に「祝合格！」の橫斷幕が出る。しかし、最近はこれに「サムスン入社」や「サムスン昇進(jìn)」の橫斷幕が加わった。

韓國ではサムスングループの入社試験は國家試験と同じような扱いを受ける。同グループが昨年2回に分けて行ったサムスン職業(yè)適性試験は1萬人の募集に20萬人が受験し、競爭率は20倍だ。大學(xué)生に人気の企業(yè)ランキングで、サムスングループは10年連続で1位になっている。サムスン電子の純利益は30兆ウォン（約2兆8400億円）で、毎年高額のボーナスが支給されるが、今年の舊正月前のボーナスは最大で年収の50％が支給されるという。

サムスングループの一昨年の売上高は國內(nèi)総生産（GDP）の23％を占め、同グループの上場企業(yè)の時価総額は株式市場全體の4分の1に相當(dāng)する。サムスン電子の業(yè)績悪化は韓國経済を大きく揺るがす。サムスンという言葉さえあれば、すぐニュースになる。これこそまさに、「サムスン病」ではないか。

就職試験に參加する人があまりにも多いため、サムスンは校長推薦制度を?qū)?。推薦を受けた人は書類審査が免除される。サムスンが各大學(xué)に割り當(dāng)てた推薦枠は、成均館大學(xué)が115人で最も多く、ソウル大學(xué)と漢陽大學(xué)が各110人、延世大學(xué)と高麗大學(xué)が各100人となっている。女子大學(xué)で最も多いのは梨花女子大學(xué)の30人だ。この推薦枠から「サムスンが大學(xué)をランク付けした」との聲も出ている。いずれにせよ、1つの場所に過度に偏る現(xiàn)象は韓國人にとって悲しいことでもあり、不安を感じざるを得ない。（翻訳?編集/本郷）