2020年7月31日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、醫(yī)療をめぐる事故やトラブルが頻発する韓國(guó)で、手術(shù)室の監(jiān)視カメラ設(shè)置の是非に関する議論が繰り広げられていると報(bào)じた。

記事は、韓國(guó)の與黨?共に民主黨の國(guó)會(huì)議員である金南國(guó)（キム?ナムグク）氏が今月初め、手術(shù)室の監(jiān)視カメラ設(shè)置を義務(wù)化する醫(yī)療法修正案を國(guó)會(huì)に提出したと紹介。この動(dòng)きが韓國(guó)社會(huì)で注目を集め、次期大統(tǒng)領(lǐng)選の有力候補(bǔ)とされる李在明（イ?ジェミン）京畿道知事も30日に「カメラを設(shè)置することで患者の家族が診療過(guò)程全體を把握することができる?；颊撙柔t(yī)師との信頼関係が生まれ、要らぬ紛爭(zhēng)を減らすことができる」と支持を表明したことを伝えた。

その上で、韓國(guó)警察庁のデータとして、2014～19年の間に韓國(guó)では性犯罪によって611人の醫(yī)師が逮捕されており、ある整形外科醫(yī)は麻酔が効いた狀態(tài)の患者3人に性的暴行を加えた罪に問(wèn)われたほか、16年には顔の輪郭の整形手術(shù)を受けた女性が失血死して社會(huì)問(wèn)題となり、昨年10月にも簡(jiǎn)単な扁桃體手術(shù)によって6歳の女児が死亡する事故が起きるなど、醫(yī)療をめぐる事故、事件が頻発していることを説明。被害者の家族、遺族から手術(shù)室への監(jiān)視カメラ設(shè)置を求める聲が強(qiáng)まっていたとしている。

また、韓國(guó)市民の多くも監(jiān)視カメラの設(shè)置に賛成しているとし、韓國(guó)?聯(lián)合ニュースがこのほど大統(tǒng)領(lǐng)府の公式サイトで數(shù)萬(wàn)人が金南國(guó)氏による法案成立を請(qǐng)願(yuàn)する署名があったと伝えたこと、韓國(guó)の世論調(diào)査機(jī)関リアルメーターが23日に発表した調(diào)査結(jié)果で、7割以上がカメラ設(shè)置に賛成と回答し、プライバシーなどの問(wèn)題から反対する人の10．9％を大きく上回ったことを紹介した。

一方で、カメラ設(shè)置法案はこれまでにも2度國(guó)會(huì)に提出されながら、「醫(yī)師を犯罪者のように扱うのは許せない」という醫(yī)療界の激しい反対で否決されてきたと指摘。今回も大韓醫(yī)師會(huì)が反対の姿勢(shì)を明確に示していると伝えた。

そして、釜山のある醫(yī)師が「どうして病院ばかり目の敵にするのか。どうして全國(guó)のレストランに監(jiān)視カメラを設(shè)置しないのか。みんなレストランで提供される食べ物の衛(wèi)生狀況は心配ではないのか」と不満をぶちまけたことを紹介している。（翻訳?編集/川尻）