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「オタク道を追求すると一般的な美的感覚とズレちゃうよね」中國人オタクの議論

Record China    2014年2月3日(月) 23時21分

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ありがたいことに以前、「オタクをやっているといろんな感覚が一般的なものから外れてきたりするかと思いますが、中國のオタクはそういったことに関してどう思っているのでしょうか?」という質(zhì)問をいただいておりました。

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ありがたいことに以前、「オタクをやっているといろんな感覚が一般的なものから外れてきたりするかと思いますが、中國のオタクはそういったことに関してどう思っているのでしょうか?」という質(zhì)問をいただいておりました。

その他の寫真

先日、中國のソッチ系のサイトを巡回していてうまい具合に「オタクを長くやっていると美的感覚がズレる」といったことに関するやり取りを見かけることが出來ましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

■中國人オタクの議論

オタクじゃない知り合いと話していると、感覚の違いのようなものを意識することってない?正直、オタクを長くやっていると美的感覚が一般的なモノからズレていくように思うんだが…。

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そういうのはあるだろうけど、気にしてもしょうがないんじゃないか?どう感じるかは個人の話だし、特定の分野にハマると基礎(chǔ)的な認(rèn)識や判斷基準(zhǔn)が一般とズレるのはしょうがない。

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今の時代ネットとのつながりが強(qiáng)いし、畫像関係はネタも含めてそこまで大きな差は感じないかな。美的感覚のズレを比較的強(qiáng)く感じるのは音楽とかだろうか。

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オタク內(nèi)部でも趣味や屬性の差で感覚のズレが出るから、一般との差を考えたらそりゃしょうがないんじゃないの。例えば自分は偽娘(男の娘)はネタでもあまり受け付けなかったりするし。

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一般的な感覚ってのも曖昧だからなぁ。オタクかどうかってことに加えて、リア充かどうかってことも加わるんじゃないかと思ったり。とりあえず、作品をアリかナシの判斷といったことなら確かにオタクやってると感覚がズレるね。二次元の表現(xiàn)技法や文法、お約束的なことに関してはどうしても知識や慣れが必要だし。

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相手の美的感覚が理解できない、自分とは趣味が異なるからってその相手が一般大衆(zhòng)を代表しているわけではないし。何の問題も無いだろ。

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ズレが生じるのは正常なことだろ。そもそも何にハマるかは人それぞれ。

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「流行っているモノ」という意味で考えれば、オタクとか関係なく感覚のズレというのは出る。オタクの感性で「良い」と思うものが一般的に理解されないってのは別に気にするほどのものではないよ。そしてその逆も當(dāng)然ある。一般的に流行っている(とされる)ものを理解できないからって、別に気にしていない人がオタクの中には少なくないんじゃないか?

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オタクやってんなら自分の感性の違いを気にしてもしょうがないぞ。それに「一般的な感性」だって時代と共に変化する。歴史を振り返って見ろよ、胸の大きさや表現(xiàn)だけでもどれだけ価値観が変遷しているか…??!

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そもそも一般の人は好みに関してはそうハッキリ表に出したりはしない。人が多くいる所なんかでは特にね。大體は摩擦や衝突を恐れて曖昧で無難な表現(xiàn)、「良いね」「まぁまぁ」「普通」とかいった答えを出す。ちなみにこれは良い方にも悪い方にも使われる。オタクの感覚でイロイロと薦めて、相手が「まぁまぁ」とか言ったとしても肯定してくれているとは限らないからな!勘違いして突っ走ったりするなよ!

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自分はアニメ漫畫、ゲーム関係ってだけで評価に関して加點が発生するようになっている。これも一般とのズレの一つか。

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音楽関係も獨特なジャンルに入らなければそんなに一般とずれたりはしないんじゃないか?流行曲にはならないって程度で。私はオタクになる前から、アニメやゲームの曲に関しては普通に「良い」と感じる曲がちょこちょことあったし。

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オタクを長くやっていると、感覚がずれるというよりも、一般の間で流行しているものが低俗に思えるようになってくる。

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それはある意味では中二病的なものでは…。一般的な感覚を否定したりディープな俺カッコイイとかやるのは誰もが通る道だとは思うが、あとで思い返すとかなりキツイぞ!

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美的感覚のズレか…。オタクでもコミュニケーションのうまい人は、その辺についてうまく話を合わせられるんだよね…。私はそれができない。

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むしろ、オタク向けの感覚が一般大衆(zhòng)に広まる、通じるってことの方が怖いよ!

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通じないからこそ、こちらから良さを教えたり、通じるように伝えたりするべきなんだよ!そんなことを殘念がるくらいなら、布教活動をしようぜ!

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アニメ関係はぼちぼち安定してきたというか、ネットでもアニメ系の絵でネタにしたりするようになってるから、私の印象ではそこまで極端なズレはないように感じている。以前學(xué)校で會った全く漫畫の無い環(huán)境で育った人が「漫畫の読み方(読み進(jìn)める順序とからしい)が分からない」なんてことはあったけど、これは逆に少數(shù)派だろうし。

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アニメはクセのあるキャラデザとか時代の変化によるキャラデザの変遷の違和感とかの方がキツイ。オタク內(nèi)部の方が美的センス的に「理解できない」「美的センスがズレている」ケースが多いんじゃない?一般に広まっているのはなんだかんだで大衆(zhòng)にとって分かり易いものだし。

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オタクやっていてズレる、マズイと思うのは肌の面積とネタ描寫かな。これに関しては明らかに一般との感覚がズレるし、大丈夫な範(fàn)囲に関する判斷を間違った場合の問題はかなりめんどくさくなる。

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あー…。肌色の多さに関する感覚は確かにそうかもしれんな。下ネタとか抱き枕ネタとか、うっかりネットやオタクの仲間內(nèi)でのやり取りの感覚でやると危険なものはある。

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ウチの國で流通しているオタク系の雑誌でも結(jié)構(gòu)肌色多いから、保護(hù)者に內(nèi)容をキッチリ把握されたらマズイしな。てかこの間オタク系の雑誌で発行停止になった所が出たけど、それも原因はその手の內(nèi)容が上の方にバレちゃったからだという説があるし。

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音楽に関してはメロディだけならそこまで問題はないはず。ゲーム音楽とか、アニソンのアレンジとかがテレビやイベントで普通に使われていたりもする。ただボカロの聲は慣れないとキツイかな?

でも、ボカロも隨分と広まったしうちらの世代であれば案外一般レベルになっているような気もするわ。ウチの學(xué)校、この間は威風(fēng)堂々が普通に校內(nèi)で流れていたし。

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それは內(nèi)部に入り込んでるヤツの関係じゃないかな…。上の世代だと慣れない人は少なくないだろうね。ウチらの世代でもボカロの聲がダメな人って珍しくないし。

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オタクをやっている影響もそうだが、私は美的感覚に及ぼす影響はネットによるものも大きいんじゃないかと思う。最近はネットの影響で異性に対する評価基準(zhǔn)が厳しくなってきていると思うんだ。

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今の時代、フォトショップ修正程度は當(dāng)然だからなぁ…。あとネットは良い畫像かネタ畫像かの両極端になるし。ある意味では現(xiàn)実からズレていっているよな。

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これも、ある種の時代の変化に伴う美的価値観の変化…。だったりするのか、と思わなくもない。

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とまぁ、こんな感じで。

■日中のオタク?ポジションの違い

中國オタクの面々も自分のハマった趣味の影響で一般とは少々ずれた感覚になってきたりするようですし、時折その差にぶつかって悩んでしまうこともあるようです。

ただ、中國ではオタク関係に関してはその広がる過程が日本とは違いますし、オタク関係の趣味や感覚を「自分達(dá)の世代のカルチャー」だと自負(fù)している面もあるので、日本よりも隨分とオープンにできるような空気があります。またそういったこともあってか、若い人の間では日本よりもオタク的感覚が一般に近い…といったようにも感じられますね。

とりあえず、こんな所で、例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

◆筆者プロフィール:百元籠羊(ひゃくげんかごひつじ)

90年代から中國現(xiàn)地校に通い、當(dāng)時中國人の対日感情がどんどん悪化していく中で予想もしなかった「日本のアニメや漫畫、オタク文化が好き」な中國人達(dá)と遭遇。以後、オタクな中國人との交流が続いている。中國における日本のオタクコンテンツやいつの間にか広まっちゃった日本のオタク文化に対する反応、オタク分野の交流等についての情報を発信するブログを運(yùn)営中。

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