2020年8月2日、中國メディアの環(huán)球網(wǎng)は、「TikTokの二つの罪」と題し、胡錫進(jìn)（フー?シージン）環(huán)球時報編集長の文章を掲載した。

胡氏によると、その一つは「米國のハイテク覇権に挑戦したこと」。胡氏は「フェイスブックはTikTokを負(fù)かす、あるいはTikTokよりも若者に人気となるアプリを作りたかったが、結(jié)局のところできなかった。そのため、フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責(zé)任者（CEO）はTikTokにぬれぎぬを著せようと躍起になっている」と主張した。

二つ目の罪は、「TikTokが米國の多くの若者を集めたこと」。胡氏は「これらの若者はトランプ大統(tǒng)領(lǐng)嫌いで、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が6月に行った選挙集會では、TikTokユーザーがチケット登録だけして參加しないとの行動を取ったため、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)はこうした若者から投票前に深刻な打撃を受けることを心配したのだ」としている。

その上で、「これまでは、中國が米國アプリの進(jìn)出を阻むのを見るだけで、多くの人の目に中國は開放的ではないと映っていた」と指摘?！附瘠扦厦讎袊髽I(yè)のアプリを禁止するようになるとは思いもしなかった。これは多くの人のネット上の情報と安全に対する認(rèn)識とイメージを覆すものとなった」と論じた。

さらに、「よく考えてみると、中國は実際のところ米國のサイトやソフトを禁止しているわけではなく、単に『中國化』を求めているに過ぎないことに多くの人は気が付く」と指摘?！袱筏?、相手側(cè)はこれを拒否し、中國の法律に従って中國市場へ參入することを自ら放棄しているのだ」と主張した。

そして、「TikTokの場合は完全に米國の法律に従って米國で経営しており、米國の言うとおりにしている。それでも米國はTikTokを禁止し、親會社の字節(jié)跳動（バイトダンス）と切り離して米國企業(yè)に買収させて米國企業(yè)とする方法は、中國よりも強(qiáng)硬だ」と批判した。

胡氏は、最終的にTikTokが米國で禁止となった場合、「米國式の自由民主精神が幻となったとみて良いだろう。特に米國の若者が形成しつつある世界観の中にこれが深く刻まれる」と分析?！该讎先A為技術(shù)（ファーウェイ）を禁止し、TikTokも禁止する。中國の発展に伴い、誰がより開放的で誰が保守的かとの構(gòu)図は、今後の動向の重大な変化をもたらすのではないだろうか」とした。

最後に胡氏は、「結(jié)果はどうあれ、中國人はバイトダンスや（バイトダンス創(chuàng)業(yè)者の）張一鳴（ジャン?イーミン）氏に文句を言うべきではない。彼らも大変なのである。不確定要素ばかりのこの世界で彼らは探索者であり、開拓者なのだ」と擁護(hù)した。（翻訳?編集/山中）