2020年8月5日、韓國(guó)?ファイナンシャルニュースは、「韓國(guó)の野球界ではなぜ160キロ投手がいないのか」との見出しで報(bào)じた。

記事ははじめに、韓國(guó)と日本の大學(xué)野球界を比較。高麗（コリョ）大學(xué)は毎年、早稲田大學(xué)と交流戦を行っている。高麗大野球部のキム?ホグン監(jiān)督は、早稲田大學(xué)に毎年、球速150キロの速球を投げる投手が1～2人いることに驚くという。記事は「韓國(guó)の大學(xué)野球は過去の栄光を失って久しいが、日本はまだ東京6大學(xué)野球リーグを中心に健在だ」と伝えている。

続いて日本と韓國(guó)のプロ野球界を比較。日本のプロ野球では、今年だけで千賀滉大（27、福岡ソフトバンクホークス）と平良海馬（20、埼玉西武ライオンズ）の2人が160キロの壁を突破した。

日本のプロ野球で初めて球速160キロの壁を破った投手は、當(dāng)時(shí)ヤクルトに所屬していた佐藤由規(guī)（現(xiàn)東北楽天ゴールデンイーグルス）。2010年の8月の橫浜戦で161キロを記録した。その後、藤浪晉太郎や大谷翔平ら160キロ以上を投げる選手が続々と登場(chǎng)した。

対して韓國(guó)のプロ野球では、まだ160キロを投げた投手は出ていないという。昨年、高校生だったチャン?ジェヨンが153キロを記録。今年に入って練習(xí)試合で157キロを投げ話題になった。現(xiàn)在、韓國(guó)內(nèi)で160キロ突破が期待できる最も有力な候補(bǔ)だという。

韓國(guó)野球界で160キロを投げる投手が出ないことについて、かつて速球投手イ?ミンホ（LG）を育て、高校生を指導(dǎo)するキム?ヨンジク監(jiān)督は「選手層が淺いことと、基礎(chǔ)を重視せず、選手を育てる風(fēng)土が問題だ。投球數(shù)を制限している現(xiàn)在の制度についても考えてみる必要がある。選手の保護(hù)につながっているのか疑問で、大型選手が出るのを妨げてしまっている」と指摘した。

これに、韓國(guó)のネットユーザーからは、「日本との選手層の差だろう」「韓國(guó)では指導(dǎo)者たちが選手の潛在能力を引き出せていない気がする」「韓國(guó)では基礎(chǔ)を疎かにしている。制球が良くない子どもたちがなぜこんなにも多いのか？」「日本には高校野球チームが韓國(guó)の10倍以上多いのだから、速球を投げる選手が出てくるのは當(dāng)然だ」「速球投手が出ないのは練習(xí)方法が古いからでは？」などとさまざまな指摘が出ている。

その他、「韓國(guó)でも早く160キロを投げる選手が出てくるといい」と期待する聲も上がっている。（翻訳?編集/関）