米國の中國語ニュースサイト、多維新聞は30日、中國の商務部と科學技術(shù)部がこのほど「中國輸出禁止?輸出制限技術(shù)目録」の調(diào)整版を発表したことに関連し、中國企業(yè)の字節(jié)跳動（バイトダンス）が提供する世界的に人気の短編動畫投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」の米國事業(yè)の米國企業(yè)への売卻をめぐり「中國政府が果斷な行動を起こした」と報じている。

記事によると、中國の商務部と科學技術(shù)部は28日、「中國輸出禁止?輸出制限技術(shù)目録」について2008年以來となる調(diào)整を加えた。調(diào)整は53の技術(shù)項目に及び、これには輸出禁止技術(shù)4項目の削除、輸出制限技術(shù)5項目の削除、輸出制限技術(shù)23項目の追加、21項目の技術(shù)のコントロールの要點と技術(shù)パラメーターの修正が含まれる。輸出制限の対象には個人向けのデータ解析や人工知能（AI）などが加えられた。

これについて、中國國営新華社通信は、技術(shù)貿(mào)易の専門家、中國対外経済貿(mào)易大學の崔凡（ツイ?ファン）教授のコメントとして「バイトダンスが使用している技術(shù)は、新しい技術(shù)輸出規(guī)制のリストに含まれる可能性がある。バイトダンスは、売卻交渉の中止などを真剣かつ慎重に検討すべきだ」と伝えている。

ロイター通信は、「中國の新しい技術(shù)輸出規(guī)制は、北京にTikTok売卻で発言権を與えるかもしれない」と題した記事を掲載?！钢袊渭夹g(shù)輸出に関する新しい規(guī)制は、バイトダンスがTikTokの米國事業(yè)を売卻するには北京の承認を必要とする可能性があることを意味すると中國の貿(mào)易専門家は語っており、強制的かつ政治的に迫られた売卻を複雑にする要件だ」と伝えている。

報道によると、ティックトックをめぐっては、米國は昨年末から「國家安全保障上のリスク」を引き起こす可能性があるか否かの評価を開始した。トランプ米大統(tǒng)領は今年8月14日、バイトダンスに対し、TikTokの米國事業(yè)を90日以內(nèi)に売卻するよう命じた。買い手には米企業(yè)のマイクロソフトやオラクル、ツイッターなどが浮上した。TikTokは同24日、TikTokに関する米國內(nèi)の取引を禁じる同6日の米大統(tǒng)領令をめぐり米政府を提訴した。訴狀では「（事前、事後にかかわらず）いかなる通知も聴取の機會もなくTikTokを禁止すれば、この大統(tǒng)領令は、法の適正な過程を求めた米國憲法修正第5條に違反する」と主張している。（翻訳?編集/柳川）