2020年8月11日、中國メディアの観察者網(wǎng)によると、3部屋あるマンションを購入したはずが、引き渡しの時(shí)點(diǎn)で2部屋になっていたというトラブルが中國山東省で発生した。

記事によると、17年10月に劉（リウ）さんは家族と共に山東省青島市即墨區(qū)の不動産販売センターへ物件を探しに行った。まだマンションは完成していなかったため、擔(dān)當(dāng)者は各部屋タイプを紹介したパンフレットを見せたという。そこで劉さんは家族構(gòu)成や経済狀況を考慮した上で3部屋ある物件を購入することにした。

ところが、引き渡し予定日の19年12月15日、開発業(yè)者は物件を引き渡さなかった。劉さんがマンションへ行ってみたところ、書斎がわずか95センチの幅しかないことを発見した。ネット上の登録情報(bào)を確認(rèn)してみると、劉さんの購入した物件は2部屋タイプとなっており、書斎がなくなっていることが分かった。劉さんは「この書斎は寢室としても使えたはずで、実質(zhì)的に寢室が1つ減ったことになる」と話している。

購入した物件は3部屋だったのに、なぜ2部屋になってしまったのか。劉さんが不動産會社の擔(dān)當(dāng)者へ連絡(luò)してみても「分からない」との回答だった。

その後、「部屋に問題を見つけた」という他の購入者らと一緒に開発業(yè)者へ問い合わせたところ、開発業(yè)者からは「30以上の物件タイプがあったが、このうちの5つに誤りが発生した」との回答だった。劉さんの物件もこのうちの1つで、業(yè)者は「急いで建設(shè)したため設(shè)計(jì)図を間違えた」と弁解したという。

この回答にすっかりあきれてしまったという劉さん。家族の人數(shù)を考えて購入したのに、開発業(yè)者の「うっかり」で快適な環(huán)境の住まいを得られず不快な思いをさせられたと感想を述べている。

劉さんは開発業(yè)者に対して3部屋の物件と交換することを要求したが、納得のいく回答は得られなかった。賠償も拒否されたという。何度も話し合いをしたものの合意には至らず、劉さんは管理監(jiān)督部門に訴え出ることを決めた。區(qū)や市、そして省のクレームホットラインに連絡(luò)したが、いまのところ何の反応もないそうだ。（翻訳?編集/山中）