2020年8月12日、中國メディア?観察者網(wǎng)によると、小學(xué)生に粗末な給食を與えて給食費(fèi)の一部を著服していた女が有罪判決を受けた。

記事は、中國共産黨中央紀(jì)律検査委員會中國國家監(jiān)察委員會の公式サイトが9日、江蘇省無錫市で発生した給食費(fèi)の著服事件に関する動畫を公開したことを紹介。18年5月に無錫市江陰市山観実験小學(xué)校の給食に関する問題點(diǎn)を指摘した文章が話題を呼んだと伝えた。

この文章には「1日8．5元（約128円）の給食費(fèi)だが、児童が食べているのはウインナーとダイコン、ハクサイ、それにトウガンと昆布のスープだけだ。こんな栄養(yǎng)のないものを子どもに食べさせるのはやめてくれ。學(xué)校は子どもの晝食基準(zhǔn)をどうやってチェックしているのか」との指摘があったという。

その3カ月後、學(xué)校の食堂管理、物資購入などを擔(dān)當(dāng)する総務(wù)部の龔秀娟（ゴン?シウジュエン）元主任が橫領(lǐng)の疑いで取り調(diào)べを受けることになった。その結(jié)果、龔元主任は供給業(yè)者7人と共謀し、偽の発注書や領(lǐng)収書を合計96回作成する方法で、1年余りの間に児童の給食費(fèi)から131萬元（約2000萬円）を著服していたことが分かった。これは1人1日8．5元の給食費(fèi)から5元分（約75円）をピンハネしていたことになる。

その後、19年1月に元主任は懲役5年、罰金30萬元（約450萬円）の有罪判決を受けた。また、北晩新視覚の報道によると、この判決後、共産黨無錫市委員會は市內(nèi)568カ所の幼稚園と小中學(xué)校の食堂について調(diào)査を行い、8人が同様の橫領(lǐng)容疑で立件調(diào)査されることになったという。（翻訳?編集/山中）