2020年8月15日、中國メディアの金十?dāng)?shù)拠は、スペインが日本に高速鉄道車両を発注した理由について分析する記事を掲載した。

記事は、日本経済新聞の報道を引用し、「日立製作所は12日、スペインで運行予定の高速鉄道23編成184両をイタリアの鉄道會社から受注したと発表した」と紹介?！弗圣坤违堀螗啸毳钎％ⅳ趣喂餐茏ⅳ?、受注総額は998億円、このうち日立の受注額は約600億円になる」と伝えた。

納入する車両「フレッチャロッサ1000」は、日立とボンバルディアが共同開発した車両で、イタリアの鉄道運行會社トレニタリア社に納入し、同社のスペインの子會社が運行するという。

その上で記事は、「中國高速鉄道は日本と比べてさまざまな地形環(huán)境での建設(shè)経験と能力、獨立した技術(shù)基準(zhǔn)の高速鉄道技術(shù)システム、そして建設(shè)コストの安さという3つの優(yōu)位性がある。にもかかわらず、なぜスペインは日本を選んだのか」と疑問を投げかけ、その理由を分析した。

1つ目の理由は、今回の発注が「再発注」であること。記事は、15年に日立とボンバルディアがトレニタリア社にフレッチャロッサ1000を50編成納品しており、営業(yè)最高時速360キロメートルの高速性と振動や騒音の少ない快適性、Wi-Fi設(shè)備や食堂車もあって評価が高かっため、19年6月にも14編成の追加注文があったと指摘。このため今回の再発注になったと分析した。

2つ目の理由は、「日中の高速鉄道産業(yè)は分業(yè)していること」。記事は、「日中の高速鉄道受注競爭は一觸即発というような激しいものではなく分業(yè)している」とし、「中國は主に海外での高速鉄道建設(shè)に強く、日本は車両の輸出が強い」としている。

記事はその一例として、英國の高速鉄道「ハイスピード2 （HS2）」の建設(shè)計畫では、「中國が受注する可能性が高いが、車両については日本が受注する可能性が高い」とした上で、「これは中國の車両製造技術(shù)が日本に劣っていることを意味しているわけではない」と説明?！钢袊熊嚖鲜澜缱畲螭诬噥I製造企業(yè)で、ドイツのシーメンスやフランスのアルストムよりも軌道交通業(yè)務(wù)の収入は多い」と指摘した。

記事は最後に、「海外市場における日中の高速鉄道は、競爭局面というわけではなく、ウィンウィンの協(xié)力関係の道を歩んでいるといった方が適切かもしれない」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）