2020年8月17日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、中國(guó)のレアアース輸出が大幅に減少しており、米中対立の新たな火種になり得るとの見(jiàn)方が出ていると報(bào)じた。

記事は、軍事、コンピューターなどハイテク産業(yè)における重要材料である中國(guó)産のレアアース輸出量が4月ごろから明らかに減少しており、7月の輸出量は前年同期比で69．1％減の1620トンにまで落ち込んだと紹介。米國(guó)がレアアースの8割を中國(guó)からの輸入に頼っていることから、「中國(guó)のレアアース輸出が停滯すれば、米中対立の新たな火種となり得る。中國(guó)はレアアースを米トランプ政権による中國(guó)企業(yè)締め出しの対抗措置に用いる可能性がある」との見(jiàn)方が日本のメディアから出たと伝えた。

一方で、中國(guó)のレアアース輸出の大幅な減少は新型コロナウイルスの影響による世界経済の停滯、需要低下に関係しているとの分析や、中國(guó)で4月に新材料開(kāi)発やその応用技術(shù)の研究センター設(shè)置が決定され、自國(guó)産業(yè)強(qiáng)化のために輸出を減らしているとの意見(jiàn)もあるとしている。

その上で、世界のレアアース産出量の6割以上を占める中國(guó)ではしばしば、レアアース輸出を報(bào)復(fù)のためのカードとして使えると報(bào)じられてきたと紹介。先月米國(guó)政府が臺(tái)灣への地対空迎撃ミサイルPAC-3売卻を認(rèn)可し、中國(guó)政府が米ロッキード?マーチン社に制裁を加える意向を示した際には、中國(guó)政府系メディア?環(huán)球時(shí)報(bào)が「先進(jìn)兵器の生産に欠かせないレアアースの供給を制限する可能性がある」と報(bào)じたことを挙げた。

また、米中貿(mào)易摩擦の最中だった昨年6月にも「中國(guó)はレアアース輸出規(guī)制を?qū)澝讏?bào)復(fù)の切り札にするのではないか」との予測(cè)が中國(guó)メディアから流されたとしている。（翻訳?編集/川尻）