「6番目の目」になろうとする日本、何が狙いなのか―中國メディア

Record China    2020年8月20日(木) 18時40分

拡大

20日、中國メディアの海外網(wǎng)は、日本が米國を中心とした5カ國による機密情報ネットワーク「ファイブアイズ」に加入する意向であるとして、その狙いについて分析する記事を掲載した。

2020年8月20日、中國メディアの海外網(wǎng)は、日本が米國を中心とした5カ國による機密情報ネットワーク「ファイブアイズ」(米國、英國、カナダ、豪州、ニュージーランド)に加入する意向であるとして、その狙いについて分析する記事を掲載した。

記事は、「日本の河野太郎防衛(wèi)相が15日、日本経済新聞のインタビューに応じた際に再びファイブアイズへの加入の意向を示した」と紹介。先月にはトゥゲンハート英下院外交委員長との電話會談でもファイブアイズ加入に前向きな発言をしていたと伝えた。

このことについて、中國社會科學院日本研究所外交研究室の呂燿東(リュー?ヤオドン)主任は、「日本はG7の一員として常に自分は西側(cè)の國だと認識している。しかも、日本は米國、英國、豪州との経済?軍事面での協(xié)力を強化している。日本がファイブアイズに加入して情報を共有したいと考えるのは必然であり、どちらの側(cè)に立つのかを明確にしたと言える」と分析した。

同氏はまた、「日本はアジア太平洋地域での影響力を強めている」と指摘。米國が環(huán)太平洋パートナーシップ協(xié)定(TPP)から米國が離脫した後、日本が主導して他の10カ國と環(huán)太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協(xié)定(CPTPP)を結(jié)んだことを挙げ、「これは約5億人の人口をカバーしており、加盟國の國內(nèi)総生産(GDP)は世界全體の13%を占める。日本は経済面で主導権と発言力を獲得した」と指摘した。その上で、「日本がファイブアイズに加入すれば、事実上の6番目の目となり、この地域(アジア太平洋地域)における情報量が大幅に増加、(日本の)発言力も自然と高くなる」としている。

さらに、日本にとって今はファイブアイズに加入する最も良い時期だとも指摘。同氏は「新型コロナウイルスの影響で重要な戦略物資の中國依存が明らかになり、ファイブアイズとしては日本を加えることで戦略的な経済関係を拡大し、戦略物資を確保したい狙いがある」としたほか、ファイブアイズが日本の衛(wèi)星情報や近海で集めている軍事情報にも注目していること、英國は歐州連合(EU)を離脫して歐州以外の國との連攜を模索していること、米國も民主國家と「中國包囲網(wǎng)」を築こうとしていることもその理由に挙げた。

同氏は「茂木外相が最近英國を訪問したのは、貿(mào)易協(xié)定締結(jié)を進めるためだけでなく、南シナ海や香港問題についても話し合っており、その狙いは明確である。そして今、日本がファイブアイズへの加入を強く望んでいることは、政治的な意味合いが強い。これが実現(xiàn)するなら、日本とファイブアイズ各國は、経済や外交、安全の各方面での協(xié)力を強化することになる。東アジアの安全安定に不確実性をもたらすことになるため、注視して警戒すべきだ」と主張した。(翻訳?編集/山中)

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!今回はワン?ホーディー特集!その魅力に迫ります。詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜