2020年8月25日、中國紙?環(huán)球時報は、日豪印が協(xié)力してサプライチェーンの対中依存を減少させようとしているものの、それは難しいとする清華大學(xué)國家戦略研究院の研究部主任である銭峰（チエン?フォン）氏の文章を掲載した。

銭氏は、複數(shù)のインドメディアの報道を基に、「日本政府の主導(dǎo)で日豪印の3カ國は経済貿(mào)易閣僚會議を開き、中國依存を減少させるための新たなサプライチェーン連盟を構(gòu)築するようだ。これが合意に達したら、東南アジア諸國連合（ASEAN）にも開放する」とした。

銭氏は、「1990年代から産業(yè)チェーンやサプライチェーンのグローバル化が進んできたが、最近では保護貿(mào)易主義が臺頭し、新型コロナウイルスの感染拡大で世界中の物流や生産が打撃を受け、その脆弱性が露見した」と指摘?！柑丐酥匾蕬槁晕镔Yを中國に過度に依存することの危険性が認(rèn)識され始めたほか、米中関係の悪化もあり、リスク回避のために中國撤退の動きが出ている」とした。

また、「インドでは、中印國境での衝突事件後に経済面での脫中國を進めているほか、中國から移転するプロジェクトの受け入れを表明している」と紹介?！溉毡兢扦?、12年の尖閣諸島問題から日中関係が悪化した上、労働コストの上昇もあってすでに中國依存が問題視され中國からの移転が始まっていたが、新型コロナの初期に中國経済が停滯したことから不安が高まり、日本政府が中國からの撤退に補助金を出す政策を始めた。オーストラリアも、対中依存が深刻なため、日本やインドなどとの貿(mào)易を強化したい考えがある」と説明した。

同氏は、「日豪印による新たなサプライチェーン構(gòu)築は米國による脫中國化政策と密接な関係がある」と指摘?！弗偿恁梳幛螘r代においてグローバル経済の再調(diào)整は不可避であり、政治的要素が引き続き大きくなっているものの、経済的な利益が決定的な要素である」と主張した。そして、「往々にして政治とビジネスとでは異なるロジックになる」とし、「企業(yè)が重視するのはコスト、利潤、リスクで、このバランスについて秤にかけている」とした。

その上で、「中國は國連が定める産業(yè)分類のすべてを有している唯一の國であり、世界一の製造大國である。中國には巨大かつ潛在力に満ちた市場や、質(zhì)の高い労働力資源、成熟した産業(yè)チェーン、政府による政策の支持、安全で安定した社會環(huán)境、整備されたインフラなどがある」とし、「これは國際資本にとって大きな魅力だ」と論じた。

そして、「最大の利益を追求する企業(yè)にとって、計畫を抜本的に変更することは難しい。政治家は大言壯語するものの、最終的には資本やビジネスの利益に基づいて動かざるを得ず、産業(yè)チェーンの調(diào)整の根本的な推進力となるのは経済の法則や資本の屬性、そして科學(xué)技術(shù)の進歩である」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）