14日間の激戦を経て、2020年「東京五輪模擬大會」が21日夜、海南省陵水市で閉幕した。同大會は、新型コロナウイルス対策が常態(tài)化する中で初めて行われた卓球の公式大會となった。今回の模擬大會は、來年開催される予定の東京五輪と同じ日程、種目で行われ、參加した選手は2020年の第4期世界ランキングに基づいてシード権が確定した。同大會は、成長した若手選手の活躍ぶりを見ることができるだけでなく、馬龍（マー?ロン）や許［日斤］（シュー?シン）など、中國卓球男子の中核を擔(dān)う選手の超一流のプレーも見ることができたため、卓球ファンにとってはたまらない大會となった。北京青年報が伝えた。

模擬大會開催は、東京五輪に向けた全面的な演習(xí)が一番の狙いだ?，F(xiàn)在31歳で世界ランキング3位（男子シングルス）の馬龍にとって、東京五輪の延期は新たな挑戦となっている。馬龍は、「五輪は楽しみであると同時に、プレッシャーもある。東京五輪に出場できれば、自分にとってとても光栄なことであると同時に、プレッシャーでもある。自分自身は年齢はほとんど気にしていない。なぜなら、スポーツ競技で注目されるのは能力と結(jié)果だから。だから、自分の能力がそうした要求に達(dá)しているかを一番気にしている。これまでに、五輪に2回參加してきた。2回とも、新しい目標(biāo)を掲げて參加した。主には自分が今どの位置にいるのかを確かめるという目標(biāo)だ」と話す。

卓球ファンの間では、馬龍はレジェンド的存在だ。15歳の時に代表チームに入り、これまで17年間、そのメンバーとして活躍してきた。2012年には、卓球の三大世界（オリンピック、ワールドカップ、世界卓球選手権）の男子シングルスで初優(yōu)勝。15年に世界卓球選手権の男子シングルスで優(yōu)勝するなど、世界の男子卓球における第一人者の地位を築いてきた。その後も、16年のリオデジャネイロ五輪の男子シングルスでは、張継科（ジャン?ジーカー）を破って金メダルを獲得。世界選手権では17年、19年にも優(yōu)勝して、3連覇という偉業(yè)を成し遂げた。

現(xiàn)時點で、馬龍は24回世界チャンピオンに輝き、王楠（ワン?ナン）と並んで世界一の數(shù)を誇っている。來年の東京五輪で優(yōu)勝すれば、世界の卓球史上で最も多く世界チャンピオンになった選手となり、歴史に名を刻む、まさにレジェンドとなる。數(shù)々の栄譽を総なめしてきたにもかかわらず、馬龍は「自分のキャリア全體を見れば、もう成功していると言えるだろうが、現(xiàn)役を続ける限り新しい目標(biāo)ができる。今後、もう一度世界チャンピオンになれるにしても、なれないにしても、卓球界にまたしっかりと名前を刻みたい」と話し、依然としてさらなる高みを目指している。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN）