安倍政権を振り返ることで感じる、日中関係の複雑さ―中國(guó)紙社説

Record China    2020年8月29日(土) 13時(shí)10分

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29日、環(huán)球網(wǎng)は、辭任の意向を示した安倍晉三首相の執(zhí)政を振り返りつつ「振り返ることで、日中関係の複雑さが感じられる」とする社説を掲載した。

2020年8月29日、環(huán)球網(wǎng)は、辭任の意向を示した安倍晉三首相の執(zhí)政を振り返りつつ「振り返ることで、日中関係の複雑さが感じられる」とする社説を掲載した。

記事は「多くの中國(guó)人は安倍氏が好きではない。最も大きな理由は2013年に靖國(guó)神社を參拝したことだ。そして、平和憲法第9條の改定を推進(jìn)したことなどもある。安倍氏はしばしば中國(guó)のネット上で『マンガ化』され、米國(guó)の指導(dǎo)者に頭を下げてへつらう様子や、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)とのゴルフで転倒する様子、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)との會(huì)見(jiàn)場(chǎng)に駆け足で登場(chǎng)し握手するシーンなどが嘲笑の対象となってきた」と伝えた。

一方で、第1次、第2次安倍政権の執(zhí)政期間における日中関係は「実際のところ、(冷え込んだままではなく)起伏のカーブを描いていた」とし、靖國(guó)參拝で関係を冷え込ませたものの、両國(guó)関係の改善に向けても努力を払ったと指摘。この2年間は日中関係改善の流れが安定したものの、新型コロナウイルスの感染拡大に加え、米國(guó)の対中強(qiáng)硬政策のあおりもあってか、日本の対中姿勢(shì)は再び揺らぎ始めているとした。

そして、安倍首相について「日本の國(guó)益の保護(hù)者であり、中國(guó)問(wèn)題では強(qiáng)硬基調(diào)ながらも、柔軟性ある姿勢(shì)を保った。5年で首相が6人という政治混亂期を終わらせ、史上最長(zhǎng)の在任期間を更新したことは、彼がいかに日本で歓迎されていたかを表すものだ」と評(píng)した。また、経済政策である「アベノミクス」についても日本社會(huì)ではポジティブな評(píng)価が多く見(jiàn)られるとした。

記事は安倍首相への評(píng)価が日中両國(guó)で大きく分かれることについて「日本社會(huì)で喜ばれる人物は、中國(guó)人による評(píng)価の高さと反比例の関係にある可能性が極めて高い。これがわれわれが直面すべき現(xiàn)実なのだ」と指摘。日中両國(guó)の國(guó)益や國(guó)民感情が重なり合う部分をもっと拡大し、両國(guó)間の共通利益を増やすと同時(shí)に、日本の政治的な現(xiàn)実も重視し、両國(guó)間の政治摩擦を減らす、あるいは摩擦の影響を制御して、両國(guó)の國(guó)民感情を近づけるよう努力する必要があるのだと論じている?!?/p>

また「長(zhǎng)期的に見(jiàn)れば、日本が米國(guó)のコントロールを受けない一層の外交の獨(dú)立性を求めていることは間違いなく、日米同盟関係においても米中間で自國(guó)の利益に合うバランスを保つことが今後の必然だろう。日本に米國(guó)の極端な対中政策から距離を置かせ、対中攻撃への協(xié)力を減らすためのアクションを、わが國(guó)は取ることができる。それが実現(xiàn)すれば、わが國(guó)にとっては日本と細(xì)かい爭(zhēng)いで生じる得失よりもずっと大きな意味を持つ」との考えを示した。

そして最後に、日中両國(guó)の複雑な関係のもとで両國(guó)外交の新たな局面を切り開(kāi)くことは決して簡(jiǎn)単なことではなく、紆余(うよ)曲折や周辺からの干渉も少なくないだろうとしつつ、「それでも新局面を切り開(kāi)くことは、日中関係にとって戦略的な価値を大いに持った方向性なのである」と結(jié)んでいる。(翻訳?編集/川尻

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