2020年9月1日、観察者網(wǎng)は、スウェーデン政府が「中國(guó)製新型コロナウイルス検査キットに欠陥がある」と発表したことについて、その「真相」を紹介する記事を掲載した。

記事によると、スウェーデン公衆(zhòng)衛(wèi)生局が8月25日、「中國(guó)の深セン華大基因から輸入した新型コロナ検査キットに欠陥があり、サンプル調(diào)査の結(jié)果3700件の偽陽(yáng)性が出現(xiàn)した」と発表した。

記事は「これまでにも海外で中國(guó)の検査キットを使用した際の不具合が報(bào)告されてきたが、いずれもが使用方法の誤り、あるいは中國(guó)政府が許可していない業(yè)者からの購(gòu)入によるものだった」とし、今回取り沙汰された深セン華大基因の検査キットについては、3月に米國(guó)當(dāng)局で緊急使用ライセンスを、5月にはオーストラリアでも使用許可をそれぞれ受けており、広く使用されてきた実績(jī)があることを紹介した。

そして、中國(guó)中央テレビ（CCTV）が31日にこの件を報(bào)じた際、ストックホルムにあるカロリンスカ研究所感染癥センター責(zé)任者であるLars Engstrand氏が「このキットの感度は、陽(yáng)性癥例をひとつ殘らず検出できるほど高い。それは一方で、いわゆる『偽陽(yáng)性』が発生する可能性があることも示している。感染狀況が変化し、現(xiàn)在社會(huì)における感染者が比較的少ない中では、感度（感染者に陽(yáng)性反応が出る割合）を下げることで偽陽(yáng)性の出現(xiàn)を抑え、真陽(yáng)性だけを検出できるようにすべきである」とし、社會(huì)の全體數(shù)に対する感染者數(shù)が比較的少ないと想定される中で感度の高い試薬を用いたため、多くの偽陽(yáng)性が検出される結(jié)果になったものであって、製品の品質(zhì)自體の問(wèn)題ではないとの見(jiàn)方を示したことを伝えた。

記事は、スウェーデン政府が検査の特異度（感染していない人が陰性反応を示す割合）を高め、感度を下げることで陽(yáng)性検出者中の偽陽(yáng)性発生率を減らすよう求めており、すでに検査キットの感度が変更されたと報(bào)じている。（翻訳?編集/川尻）